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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

光触媒塗料とは?費用・耐用年数・デメリットを解説

光触媒塗料とは?費用・耐用年数・デメリットを解説

光触媒塗料は、光を受けた触媒の作用と親水性を利用し、外壁に付いた有機汚れを分解しやすくして雨で流す機能性塗料です。「塗れば汚れない」「空気を必ず浄化する」というものではなく、光の強さ、雨掛かり、汚れの種類、触媒層の露出が効果を左右します。

現在は製品の販売状況や施工店が変わり、かつての有名商品名だけで比較できません。本記事では、採用時点で入手できる製品の性能証拠、施工体制、将来の塗り替えまで確認する方法を解説します。

機能名ではなく認証・施工条件・保証を比べましょう

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光触媒は光と水を利用してセルフクリーニングする

代表的な酸化チタン系光触媒は、紫外線を受けると酸化力と親水作用を発揮します。表面の有機物を分解しやすくし、水が薄く広がって汚れの下へ入り、雨で流すのがセルフクリーニングの基本です。

光触媒工業会は、セルフクリーニング性能をJIS R 1703-1の水接触角とJIS R 1703-2の湿式分解性能で評価し、一定基準を満たす認証制度を設けています。候補製品はPIAJマーク、認証番号、確認済み機能を登録製品一覧で照合します。

認証は製品が定められた試験条件で基準を満たすことを示すもので、自宅で汚れゼロを保証するものではありません。カタログの試験と実際の方角・気候の違いを確認します。

PIAJ登録一覧では、セルフクリーニング、空気浄化、抗菌など、認証された機能が製品ごとに表示されます。一つの機能で認証されていても、別の機能まで認証済みとは限りません。塗料の商品名が似ている場合は、認証番号と施工対象を照合します。現場塗布用か工場加工用か、紫外線応答形か可視光応答形かも用途判断に関わるため、営業資料の「光触媒配合」だけで選ばないでください。

効果が出にくい場所と汚れがある

紫外線が少ない北面、深い軒下、隣家との狭い隙間では、光触媒反応が弱くなる場合があります。さらに雨が当たらなければ、分解・親水化した汚れを流せません。南面でも庇下やバルコニー内は条件が異なります。

条件期待と限界
日射と雨がある面セルフクリーニングが働きやすい
北面・日陰UV照度が不足する可能性
軒下雨で流れず清掃が必要
埃・排気汚れ軽減を期待できるが堆積量で差が出る
油・鳥のふん過度な汚れは定期洗浄が必要
藻・かび湿気対策と防藻・防かび性能を別に確認
錆汁・白華発生源を補修しなければ止まらない

光触媒工業会の表示例でも、過度な汚れが付着すると十分な効果が得られないため定期洗浄を勧めています。セルフクリーニングをメンテナンスフリーと読み替えないことが大切です。

デメリットは価格・施工制限・選択肢の少なさ

光触媒機能層を追加するため、一般的な塗装より工程と材料費が増えることがあります。施工店認定や専用機器が必要な製品は、依頼できる会社が限られます。廃番や事業終了時に同一仕様で補修できるかも確認が必要です。

触媒層は最表面へ均一に施工して性能を発揮します。塗布むら、所要量不足、下層との不適合があれば本来の効果を得にくくなります。色・艶の選択範囲が通常塗料より狭い製品もあります。

耐用年数は10〜20年程度を掲げる製品例がありますが、光触媒機能の持続と下層塗膜の耐候性は分けて読みます。促進試験、屋外暴露、保証対象、施工実績を確認してください。

光触媒コーティング済み外壁の塗り替えにも注意する

新たに光触媒塗料を選ぶ話と、工場で光触媒加工されたサイディングを塗り替える話は別です。光触媒・親水加工面は汚れだけでなく新しい塗料も付着しにくいことがあります。

日本ペイントは、光触媒加工サイディングでは一般的な下塗りで十分な付着を確保しにくい場合があり、同社の一部クリヤー製品は適用外としています。一方、特殊面に対応する下塗り製品もあるため、外壁材と塗料双方のメーカー仕様を照合します。

図面、保証書、外壁材の裏面刻印から品番を調べ、不明なら洗浄・研磨・下塗りを含む試験施工と付着試験を行います。「光触媒には光触媒を上塗りすれば付く」とは限りません。

費用は一般塗装との差額と有効面積で判断する

光触媒を含む高機能外壁塗装は1平方メートル当たり約4,000〜6,000円以上、30坪前後の住宅で足場等を含め100万〜180万円程度の市場例があります。製品、工程、施工面積、補修、シーリングで変わるため、過去商品の相場を現在の見積もりへ直接当てはめないでください。

費用対効果は、家全体ではなく効果が働く面積で考えます。四面の多くが日陰・軒下なら、標準的な低汚染塗料と定期洗浄のほうが合理的な場合があります。店舗、白色外壁、幹線道路沿いなど美観維持の価値が高い建物では差額を検討しやすくなります。

見積確認内容
製品証拠PIAJ認証番号、確認済み機能
下地外壁材品番、旧塗膜、付着試験
環境面別UV・雨掛かり、汚れの種類
工程下塗り・上塗り・触媒層、所要量
施工者認定、実績、品質記録
保証塗膜とセルフクリーニング効果の範囲
将来補修材、次回塗り替え方法

よくある質問

光触媒塗料なら掃除は不要ですか

不要にはなりません。日陰・軒下や過度な汚れは定期洗浄が必要です。メーカー指定の方法で柔らかく洗い、研磨や強い洗剤を避けます。

北側外壁にも効果がありますか

製品が必要とするUV照度と現場条件によります。北面でも紫外線は届きますが、狭小地や深い軒下では不足する可能性があります。面別の条件を確認します。北面の汚れが藻・かびなら、光だけでなく湿気、植栽、漏水と製品の防藻・防かび性能も調べてください。

空気浄化効果もありますか

セルフクリーニングと空気浄化は別の認証機能です。候補製品がどの機能で認証されているか、PIAJ登録一覧とカタログで確認してください。

光触媒外壁へクリヤー塗装できますか

一般的なクリヤーが適用外となる製品があります。外壁材・クリヤー双方の品番を確認し、メーカーが認める改修仕様がなければ別仕上げを検討します。

まとめ

光触媒塗料は、光による分解作用と親水性を利用して、外壁汚れを雨で流しやすくします。日射・雨が少ない面、油や大量の汚れには限界があり、定期清掃も必要です。

外壁塗装見積ナビでは、外壁の方角、雨掛かり、既存加工を伝え、複数の施工店へ無料で見積もりを依頼できます。PIAJ認証、適用下地、所要量、保証、将来の塗り替えをそろえて比較してください。

参考資料

  • 光触媒工業会「認証機能と性能判定基準」「PIAJマーク登録製品」
  • JIS R 1703-1、JIS R 1703-2「光触媒材料のセルフクリーニング試験方法」
  • 日本ペイント「光触媒加工サイディングの塗り替えに関するFAQ」

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