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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

外壁塗装の工程と日数|着工から完了までの流れ

戸建ての外壁塗装は、現地調査・契約後、近隣挨拶、足場、高圧洗浄、下地補修、養生、下塗り、中塗り、上塗り、検査、足場解体の順で進みます。

一般的な工期は10日~2週間程度です。大切なのは早さではなく、洗浄後の乾燥、シーリングの硬化、塗り重ね乾燥時間を守ることです。この記事では、各工程の目的と施主が確認できるポイントを解説します。

工程名を知るだけでは、工期や品質の妥当性は判断できません。準備、下地、三回塗り、検査の四段階にまとめ、乾燥時間と施工記録の見方を解説します。

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外壁塗装の工程一覧

工程表は作業日を並べるだけでなく、各工程の目的、乾燥待ち、検査のタイミングを確認するために使います。天候で変更した場合も実施日を記録してください。

順番工程日数目安
1近隣挨拶・準備着工前
2足場設置1日
3高圧洗浄1日
4乾燥1~2日
5下地補修・シーリング1~3日
6養生1日
7下塗り1日
8中塗り1日
9上塗り1日
10付帯部塗装1~3日
11完了検査・手直し1日
12足場解体・引き渡し1日

住宅の大きさ、職人数、天候によって一部を並行します。屋根塗装・防水工事・大規模補修を含むと長くなります。

契約前:現地調査

外壁材、面積、塗膜、ひび割れ、シーリング、付帯部、足場条件を確認します。一般的な戸建てでも30分~1時間以上かけ、写真と計測結果を残します。

確認ポイントは次のとおりです。

  • 外壁と足場の面積算出方法
  • 劣化箇所の全景・近景写真
  • 塗装で直せるか、交換が必要か
  • 外壁材・既存塗膜に合う塗料
  • 屋根・シーリングの状態
  • 追加工事の可能性

短時間で「一式」の金額だけを出す業者より、工事根拠を説明する業者を選びます。

契約後:色・仕様・日程の決定

担当者が変わっても同じ仕様を確認できるよう、打ち合わせ後の変更履歴も残してください。

材料発注前に商品名、色番号、艶、塗り分け、施工しない部位を確定します。生活制限と近隣案内の日程も、この段階で工程表へ反映しましょう。

メーカー、商品名、色番号、艶、塗り分け、施工範囲を確定します。口頭でなく見積書・契約書・色分け図へ記載します。

工程表には作業日、休工日、窓を開けられない期間、車移動、在宅が必要な日を入れてもらいます。

準備と足場設置

近隣挨拶、車や植栽の移動、足場設置は、塗装作業を安全に始める準備です。玄関・設備の使用と防犯対策を施工会社と確認します。

着工の数日前から前日までに、近隣へ工事期間、作業時間、足場・洗浄日、施工会社の連絡先を案内します。

足場の金属音、高圧洗浄の水、塗料の臭い、車両が主な影響です。隣家の車・植栽の養生も相談します。

確認ポイントは次のとおりです。

  • 誰がどの範囲へ挨拶するか
  • 工事車両・資材置場
  • 水道・電気の使用
  • 隣地へ足場が入る場合の承諾

工程2・足場設置:

建物を囲む足場と飛散防止シートを設置します。通常1日で、組立時は金属音が出ます。

足場は安全な作業床を確保し、塗料・洗浄水の飛散を抑えるために必要です。壁つなぎで外壁へ固定する場合、撤去後の補修も確認します。

確認ポイントは次のとおりです。

  • エアコン室外機・給湯器が使えるか
  • 車やカーポートへの干渉
  • 防犯のため窓を施錠したか
  • 破損時の連絡先

洗浄・乾燥・下地調整

汚れを落として十分に乾かし、ひび、錆、目地を補修してから養生します。完成後に隠れる工程なので、作業前後の写真を残してもらいましょう。

外壁の汚れ、苔、チョーキング、弱い旧塗膜を洗い落とします。屋根、軒天、付帯部も施工範囲に応じて洗います。

窓・換気口を閉め、隣家へ洗浄日を伝えます。外壁材やシーリングへ過度な圧力を当てない技術が必要です。

確認ポイントは次のとおりです。

  • 洗浄する面積・部位
  • バイオ洗浄の薬剤・必要性
  • 窓、電気設備、植栽の養生
  • 洗浄後の乾燥時間

工程4・乾燥:

通常1~2日程度、外壁の水分を乾かします。天候、気温、外壁材、日陰で変わります。湿ったまま塗ると、膨れ・剥がれの原因になります。

「洗浄直後にすぐ塗る」と説明された場合は、製品仕様と含水状態を確認します。

工程5・下地補修:

ひび割れ、欠け、浮き、錆、釘・ビス、旧塗膜を補修します。高圧洗浄後に見つかる劣化もあります。

外壁材別の主な作業は次のとおりです。

  • サイディング:反り、欠け、固定、目地
  • モルタル:ひび、浮き、模様復元
  • 金属:錆落とし、目荒らし、穴補修
  • ALC:目地、ひび、欠損

追加工事は、施工前に写真・工法・金額を提示し、施主承認後に行います。

工程6・シーリング工事:

サイディング・ALCの目地、窓まわりを打ち替え・増し打ちします。先打ちの場合は塗装前、後打ちの場合は上塗り後です。

既存材撤去、清掃、プライマー、充填、ヘラ押さえ、硬化の順で進めます。外壁材・材料ごとの硬化時間を確保します。

確認ポイントは次のとおりです。

  • 打ち替え・増し打ちの場所
  • 商品名、色、m数
  • 2面接着の処理
  • 先打ち・後打ちの理由

工程7・養生:

窓、玄関、床、給湯器、室外機、植栽、車など、塗らない場所をシートとテープで保護します。

養生中は窓を開けられないことがあります。換気扇、エアコン、給湯器を安全に使える養生か確認します。玄関は出入りできるようにします。

下塗り・中塗り・上塗り

三つの工程は、密着、膜厚の確保、色と保護性能の仕上げという役割があります。回数だけでなく、使用量と塗り重ね時間を確認してください。

外壁材と上塗りを密着させ、吸い込みを調整し、細かな凹凸を整えます。シーラー、フィラー、プライマーなどを下地に応じて選びます。

下塗りを省くと早期剥離につながります。透明な下塗りは塗ったか分かりにくいため、工程写真や使用缶を確認します。

確認ポイントは次のとおりです。

  • 見積書どおりの商品か
  • 外壁材・既存塗膜に適合するか
  • 必要な塗布量・缶数か
  • 劣化部へ追加下塗りが必要か

工程9・中塗り:

上塗り塗料の1回目を塗ります。塗膜厚を確保し、仕上げ色の土台を作ります。通常、最終上塗りと同じ商品・色を使います。

中塗りと上塗りを別色にすると塗り回数を確認しやすい一方、傷や摩耗で下の色が見える可能性があります。メーカー仕様と施主の希望で決めます。

工程10・上塗り:

上塗り塗料の2回目を塗り、所定の膜厚と仕上がりを作ります。中塗りからメーカー指定の乾燥時間を置きます。

塗りむら、透け、垂れ、ローラー跡を確認します。濃色・艶ありはむらが見えやすく、天候と塗り継ぎを管理します。

付帯部・検査・引き渡し

雨樋や軒天などを仕上げ、足場解体前に塗り残しと手直しを確認します。保証書、使用材料、工程写真を受け取ってから引き渡しへ進みます。

軒天、破風、鼻隠し、雨樋、水切り、雨戸、シャッターボックスなどを施工します。外壁塗装と前後・並行して進めます。

木、鉄、硬質塩ビでは下地処理と塗料が異なります。「付帯部一式」ではなく、部位・数量・塗料を確認します。

工程12・完了検査と手直し:

施工会社の自主検査後、可能なら施主も足場解体前に確認します。

チェック項目は次のとおりです。

  • 塗り残し・透け・むら・垂れ
  • 色・艶・塗り分け
  • 窓、床、設備への付着
  • ひび・シーリング補修
  • 雨樋・軒天など付帯部
  • エアコン配管裏など見えにくい場所
  • 清掃・廃材

高所は自分で足場へ上らず、担当者の案内または写真で確認します。

工程13・足場解体と引き渡し:

手直し完了後に足場を解体し、建物・庭・隣地を清掃します。壁つなぎ跡、傷、植栽、車、カーポートを確認します。

引き渡し時に受け取るものは次のとおりです。

  • 完了報告書
  • 工程写真
  • 使用塗料・缶数の記録
  • 色番号
  • 保証書
  • 点検予定
  • 請求書・領収書

雨で作業できる工程

洗浄など実施できる作業でも、雷、強風、足場の滑り、近隣への飛散があれば安全を優先して中止します。

雨天時に外壁塗装、高圧洗浄後の乾燥、シーリングを進めるのは原則困難です。足場内部でも湿度・結露の影響があります。

屋内での準備、資材整理などは可能ですが、工程表の「作業日」と塗装実施日を区別します。雨天延期だけで追加料金が出るか契約前に確認します。

中止した工程は、再開予定日と必要な乾燥時間を日報へ記録してもらいましょう。

3回塗り以外のケース

回数が異なる場合は、メーカーの標準仕様、必要膜厚、採用理由を見積書と製品資料で照合してください。

一般的には下塗り1回+上塗り2回の3回塗りです。ただし、次の理由で回数が変わります。

  • 下地劣化が強く下塗りを2回行う
  • 多彩仕上げで工程が多い
  • 無機・厚膜・断熱塗料の専用仕様
  • クリヤー塗装が2工程
  • メーカー指定が異なる

回数の多さだけで品質は決まりません。製品標準仕様に合うことが重要です。

工程表と施工写真で品質を確認する方法

着工前に受け取る工程表には、日付だけでなく作業場所と内容を記載してもらいます。「塗装」の一行では、下塗り・中塗り・上塗りのどこまで進むか分かりません。外壁の面ごとに進める場合は、同じ日に異なる工程が行われることもあるため、担当者の報告方法を決めておきます。

乾燥時間は作業がない時間ではなく、塗膜を形成するための工程です。製品仕様書の塗り重ね可能時間と、当日の気温・湿度・結露を確認してください。雨で予定が変わった場合は、工程を後ろへずらしたのか、作業人数を増やしたのかを記録し、単純に空いた日に詰め込まないようにします。

写真は枚数より、どの場所の何の工程か分かることが重要です。建物全体の位置が分かる写真と、補修や塗装状態が分かる近景を組み合わせます。下地補修、シーリング、下塗り、中塗り、上塗り、使用材料の缶を、方角や部位ごとに整理してもらいましょう。

中塗りと上塗りが同色でも、施工日や使用量、工程写真で区別できます。色を変える方法は確認しやすい一方、指定色の仕上がりに影響することがあります。色の違いだけを手抜き判定の基準にせず、塗布量、予定缶数、乾燥時間を見積書と照合してください。

追加補修が見つかった場合は、元の工程表と見積書を上書きせず、変更記録を残します。場所、症状、補修方法、金額、延長日数を確認し、施主が承認してから施工します。緊急性のない作業を事後報告にしないことを契約時に決めておきましょう。

完了検査は足場を外す前に行います。地上から見えにくい軒天、雨樋の裏、窓上部、バルコニー外側を写真または担当者の確認で見ます。塗り残しだけでなく、養生跡、設備の復旧、契約外の部位への付着も確認し、手直し箇所と再確認日を一覧にしてください。

引き渡し時には、最終工程表、施工写真、使用商品、色番号、保証書、点検予定を受け取ります。この記録は保証申請だけでなく、次回塗装で既存塗膜との適合を判断する資料になります。担当者が変わっても追える形で、施主側でも保管しましょう。

よくある質問

工程ごとに1日必要ですか?

住宅、職人数、乾燥時間で異なり、一部を同日に進められる場合があります。塗り重ね可能時間を守っているか確認します。

毎日立ち会う必要はありますか?

基本的に不要です。開始前、追加工事の承認、完了検査など必要な日を決め、日報・写真で共有してもらいます。

中塗りと上塗りの色は同じですか?

通常は同じ商品・色です。確認用に色を変える方法もありますが、メーカー仕様と仕上がりへの影響を確認します。

工程写真はもらえますか?

契約前に確認しましょう。下地補修、下塗り、缶、各面の施工状況を撮影してもらうと記録になります。

まとめ

外壁塗装は、足場・洗浄・補修・養生・下塗り・中塗り・上塗り・検査の順で進みます。各工程の乾燥と下地処理が耐久性を左右します。

見積書と工程表へ商品・回数・施工範囲を明記し、足場解体前に完了検査を行いましょう。

外壁塗装見積ナビでは、審査基準を満たした施工店へ無料で見積もりを依頼できます。工事内容と費用を比較したい方は、複数社の提案をご確認ください。

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