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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

外壁と屋根の塗装で180万円は妥当?40坪の見積もり内訳

外壁と屋根を同時に塗装する見積もりが180万円になっても、総額だけでは妥当か判断できません。外壁と屋根の面積、屋根材の状態、シーリングや付帯部の範囲によって、同じ180万円でも工事の中身が変わります。まず外壁・屋根・共通の足場を分けて読みましょう。

この記事では、延床40坪の2階建てで外壁160㎡、屋根100㎡を塗装する架空の税込180万円の見積もりを使います。170万円や190万円の提案と比べる際に、屋根の補修と塗料仕様をどう確かめるかを説明します。同時施工と別施工の長期的な判断は外壁と屋根の同時塗装で扱います。

外壁と屋根を分けた見積もりで比べる

外壁塗装見積ナビでは、外壁のみの案と屋根を含めた案について無料で見積もりを依頼できます。共通の足場費と部位別の塗装・補修費を分けて確認してください。

180万円の見積もりは外壁と屋根の工事範囲で変わります

外壁と屋根の同時塗装では、一般的な延床40坪の2階建てについて、外壁と屋根の同時塗装を税込120万〜200万円程度の編集部目安としています。2026年10月時点、足場、洗浄、基本的な補修を含む概算です。屋根の急勾配による屋根足場、大きな下地交換、ベランダ防水は別に確認します。この幅に180万円が入ることは、個別の見積書が適正である証明にはなりません。

工事条件180万円を見たときの確認点
延床40坪前後、外壁と塗装可能な屋根を施工外壁・屋根それぞれの面積、塗料、補修、足場の共用
延床30坪前後、外壁と屋根を施工下地補修、勾配、塗料仕様など高くなる理由
延床50坪以上、外壁と屋根を施工面積や付帯部が過少でないか、対象外の工事
屋根が粘土瓦・広範囲に破損屋根塗装が必要か、塗装で直せる状態か

「外壁・屋根塗装一式180万円」では、外壁のみでいくら、屋根を加えるといくらか分かりません。屋根材が塗装に適するか、屋根の補修が必要かも不明です。屋根の状態を写真で示してもらい、屋根を塗らない案も受け取ってから、180万円の工事範囲を判断しましょう。

40坪・外壁160㎡・屋根100㎡の180万円モデル

次の表は、窯業系サイディングの外壁と塗装可能な化粧スレート屋根を想定した計算用モデルです。通常の外周足場を一度組み、外壁と屋根で共用します。金額は2026年10月時点の税込の編集部目安で、実際の施工例や全国平均ではありません。外壁・屋根それぞれの塗装行は下塗り、中塗り、上塗りを含む想定です。外壁はラジカル系塗料を想定し、足場・洗浄・シーリングの単価は、ほかの金額別・坪数別の記事と同じ仮定です。

工事項目数量と税込単価税込金額この例の施工範囲
共通の仮設足場200㎡×900円180,000円外周足場の運搬・組立・解体
飛散防止シート200㎡×150円30,000円足場代とは別計上
外壁の高圧洗浄160㎡×200円32,000円外壁だけ
屋根の高圧洗浄100㎡×200円20,000円屋根だけ
外壁塗装3工程160㎡×3,900円624,000円下塗り・中塗り・上塗り
屋根塗装3工程100㎡×4,000円400,000円屋根材に合う下塗りを含む
シーリング打ち替え120m×1,200円144,000円外壁の目地など
軒天・雨樋・破風など部位・数量を別紙で示す130,000円塗る部位を指定
外壁の下地補修箇所・工法を別紙で示す80,000円見えているひび・欠損
屋根の補修箇所・工法を別紙で示す70,000円ひび・棟板金などの軽微な補修
養生・清掃・諸経費内訳を別紙で示す90,000円現場管理など
合計全行税込、追加工事なし1,800,000円屋根足場・防水層更新は含まない

このモデルで「屋根を加えた分」は屋根の洗浄2万円、塗装40万円、補修7万円の合計49万円です。ただし、実際に外壁だけを発注したときも足場の仕様や現場管理費が同じとは限りません。屋根を外せば必ず49万円安くなるという意味ではないため、外壁のみと同時施工の二つの正式な見積もりを依頼してください。外壁塗装の費用全体は費用相場の記事でも説明しています。

170万円との差は屋根補修の扱いから確認します

同じ建物で170万円と180万円の提案を受けたら、屋根の補修7万円が含まれるか、必要な補修が別途になっていないか確認しましょう。次は、180万円モデルと170万円の架空の見積もりを比べる例です。B社は屋根補修7万円を対象外とし、ほかの工事項目の合計がA社より3万円低い設定です。金額差を説明するための仮定であり、実際の施工店の料金ではありません。

比較する点180万円のA社170万円のB社
屋根塗装面積100㎡・3工程面積100㎡・3工程
屋根の補修ひび・棟板金など7万円を含む補修を含まず、状態を見て別途
その他の工事範囲同じと仮定同じと仮定。ただし項目合計は3万円低い

B社へ同じ屋根補修を依頼し、税込7万円で追加できるなら、比較用の総額は177万円です。それでもA社と3万円の差が残ります。しかし、B社が補修不要と判断した理由に根拠がある場合や、足場設置後に広い交換が必要と分かった場合は、この足し算は使えません。両社の屋根全景と劣化箇所の写真を見比べ、補修する場所と方法を書面に示してもらってください。

屋根のひび割れや棟板金の浮きがあっても、塗装だけで部材そのものの損傷は直りません。補修範囲が大きい場合は、塗装を前提に値段だけ比べず、屋根塗装とカバー工法の比較で工法の適否を確認しましょう。

190万円との差は屋根用塗料の仕様をそろえます

190万円の提案が180万円より高い理由として、屋根塗装の単価差が考えられます。屋根100㎡で単価が税込1,000円/㎡違えば、塗装行の差額は10万円です。この計算例では、ほかの工事範囲が同じなら総額が190万円になります。

比較する項目180万円のモデル190万円の提案で確認すること
屋根塗装の単価4,000円/㎡5,000円/㎡の理由
屋根塗装の面積100㎡計測方法と屋根面の範囲
上塗り材屋根用の製品名を指定製品名、色、仕様の違い
下塗り・下地処理屋根材に適合する仕様追加の下塗りや補修を含むか
保証対象と期間を別紙に記載塗膜と下地のどこまで対象か

屋根用塗料は同じ樹脂名でも製品と下塗り材で仕様が異なります。メーカーの設計価格は価格水準の参考になりますが、エスケー化研の製品ページには300㎡以上を基準とする材工共の価格で、下地調整費を含まない旨が記されています。本文の100㎡の屋根へ、その数字をそのまま当てはめないでください。本文モデルの屋根単価4,000円/㎡は計算用の仮定で、エスケー化研のエスケープレミアムルーフSi(スレート、5,250円/㎡)など設計価格より低い値です。戸建ての小さな面積では設計価格より高くなることもあるため、提案された製品の単価は製品名と下塗りを確認したうえで比べてください。屋根用製品の選び方は屋根塗料の記事で扱います。

単価が高い提案でも、必要な下地処理や屋根材に合う塗料、補修が含まれていれば、10万円差に理由があるかもしれません。反対に製品名も工程も同じなら、単価差の根拠を質問できます。色や希望耐用年数をそろえた修正版の見積もりで比べましょう。

足場共用と屋根足場は別に確認します

外壁と屋根を同時に塗る場合、建物の周囲に組む足場を共用できます。本文のモデルは仮設足場18万円を一回だけ計上しました。もし見積書で外壁足場と屋根足場が別々に載っていても、直ちに二重計上とは判断できません。急勾配の屋根では、外周足場に加えて屋根面で安全に作業するための設備が必要になることがあります。

確認したいのは、足場ごとの設置場所と用途です。「外周足場」「屋根足場」「昇降設備」「飛散防止シート」を分け、数量と単価を説明してもらいましょう。同じ架面積と作業を二つの行で請求していないか、図面や足場計画と照らすと分かります。屋根を今回塗らない案と比べる場合は、共通足場のどの費用が残るかも見積書で示してもらってください。

足場を一度で済ませても、屋根が健全な時期に塗装を前倒しするなら、その工事費は発生します。屋根材が塗装不要、または塗装では直せない状態なら、同時施工を前提にしない判断も必要です。屋根の状態と時期を確認し、足場の共用による差額だけで契約を決めないようにしましょう。

見積書は外壁・屋根・共通工事の三つに分けます

複数社の見積書を比べる際は、外壁・屋根・共通工事の三つに分けた表を作りましょう。住まいるダイヤルは、工事箇所、数量、仕様、単価を確認し、項目名が違う見積書は同じ条件にそろえて比較するよう案内しています。屋根と外壁を「塗装一式」でまとめた見積書では、部位別の数量と金額を求めてください。

分ける区分最低限そろえる項目記載がないときの質問
外壁塗装面積、塗料、下塗り、シーリング、付帯部、補修どの面と部位を塗るか
屋根面積、屋根材、塗料、下塗り、補修、重なり部の処置塗装できる状態か、雨水の出口をどう確保するか
共通工事外周足場、シート、養生、現場管理外壁のみの案ではいくらになるか

化粧スレート屋根では、塗装時に重なり部が塗膜で塞がれると雨水の通り道を妨げるため、縁切りなどの処置を確認します。日本ペイントは、縁切りを重なり部の通水性を確保する作業と説明しています。見積書には屋根材の種類と、必要な場合の処置方法を記載してもらいましょう。

最後に、各社の税込総額だけでなく、「含む・別途・対象外」の工事を並べます。屋根面積や補修の必要性が大きく違う場合は、現地調査の写真と算定根拠を照合してください。外壁と屋根の両方を扱う会社でも、下請けや保証窓口の体制は違います。施工担当と不具合時の連絡先も確認してから選びましょう。

よくある質問

180万円が妥当かを判断するときは、同じ建物の外壁と屋根を別々に見たうえで、共通する足場を確認します。総額や坪数だけでは分からない点を、見積書と現地調査の資料で確かめましょう。

外壁と屋根の塗装で180万円は高いですか

延床40坪前後で外壁と屋根を同時に塗る場合、既存記事の税込目安120万〜200万円程度の範囲に入ります。ただし、それだけで適正とはいえません。外壁・屋根の面積、塗料、シーリング、屋根補修、足場を分け、どの条件で180万円になったか確認してください。

30坪の外壁と屋根で180万円は高いですか

延床30坪前後の外壁と屋根の同時塗装は、既存記事で税込100万〜160万円程度を編集部の目安としています。180万円なら、屋根の急勾配、下地補修、高耐久塗料など、目安を超える理由を詳しく尋ねましょう。工事範囲が屋根のカバー工法まで含む場合は、塗装費用と分けて確認してください。

170万円の見積もりのほうが安い業者ですか

総額だけでは判断できません。本文の架空の比較では、170万円の見積もりに屋根補修7万円がなく、同じ範囲にそろえると177万円になります。その補修が必要かを写真と工法から確認し、両社に同じ内容で修正版の見積もりを求めましょう。

190万円の見積もりは屋根用塗料が高いからですか

屋根100㎡の単価が1,000円/㎡違えば、塗装行は10万円変わります。ただし、塗料以外の面積や補修が原因のこともあります。屋根用の製品名、下塗り材、工程、施工面積をそろえ、10万円の差がどの行にあるか確認してください。

外壁と屋根を同時に塗れば足場代は一回だけですか

通常の外周足場は共用できますが、急勾配の屋根では屋根面用の設備が別に必要になることがあります。見積書の足場の行を、外周・屋根面・昇降・シートに分けて確認しましょう。同じ作業を重ねて計上していないか、設置場所と用途を説明してもらってください。

屋根塗装を今回は見送ってもよいですか

屋根材と劣化状態によります。屋根が健全なら、足場代を節約するためだけに工事を前倒しする必要はありません。一方、割れや雨漏りがあれば、塗装を見送るだけでなく補修や別工法の検討が必要です。外壁のみの見積もりと屋根の点検結果を並べて判断しましょう。

まとめ:180万円を三つの工事に分けて判断しましょう

外壁と屋根の塗装で180万円という金額は、延床40坪前後なら編集部の同時施工の目安に入ります。本文のモデルは外壁160㎡、屋根100㎡、足場共用を設定した架空の税込見積もりです。170万円との差は屋根補修、190万円との差は屋根用塗料の仕様を先に確認してください。

外壁塗装見積ナビでは、外壁のみと屋根を含む案について無料で見積もりを依頼できます。外壁・屋根・共通の足場を分けた明細を受け取り、同じ工事範囲と税込総額で比較してください。

参考資料

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