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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

ウレタン塗料とは?価格・耐用年数と向いている場所

ウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂を用いた塗料です。密着性と柔軟性があり、外壁だけでなく雨樋、木部、鉄部などの付帯部にも使われます。

外壁用の耐用年数は7~10年程度、施工単価は1,800~2,800円/㎡程度が目安です。シリコン以上の塗料が普及した現在、戸建て外壁全面では主流ではありませんが、予算、施工箇所、今後の住宅計画によっては適した選択になります。

ウレタン塗料は外壁全面だけでなく、雨樋や木部・鉄部など付帯部で現在も使われます。価格の安さだけでなく、部位ごとの適性と次回周期から判断します。

施工箇所に合う塗料を比較

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ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料は柔軟性と密着性を生かし、外壁だけでなく雨樋・木部・鉄部などの付帯部にも使われます。現在の用途を部位ごとに確認することが大切です。

ウレタン樹脂は、塗膜へ柔軟性と密着性を持たせやすい素材です。かつては外壁塗装の標準グレードとして広く使われました。現在は、同程度の価格でより長い耐候性を期待できるシリコン・ラジカル制御型製品が増えています。

それでも、複雑な形状、木部、鉄部、雨樋などへの適性、補修のしやすさから、部分塗装や付帯部では候補になります。

価格と耐用年数

初期単価は抑えやすい一方、塗り替え周期が短くなれば足場を含む長期費用は増えます。施工面積だけでなく、次回工事までの年数で比較してください。

項目目安
耐用年数7~10年
施工単価1,800~2,800円/㎡
30坪外壁の総額60万~100万円程度

総額には足場、洗浄、基本的な補修を想定していますが、シーリングや付帯部の範囲で変わります。製品ごとの期待耐用年数と施工保証も確認してください。

メリット

初期費用を抑えやすい:シリコン、フッ素、無機系より材料単価を抑えやすく、短期的な予算を優先する場合に選択肢となります。

密着性が高い製品が多い:適切な下地処理と下塗りを前提に、木、金属、硬質塩ビなど幅広い部位へ使える製品があります。細かな付帯部にも塗りやすい特徴があります。

塗膜に柔軟性がある:比較的柔らかい塗膜で、動きのある木部などへ使われます。ただし、ひび割れ追従性は製品と膜厚によって異なり、構造クラックを防ぐものではありません。

艶のある仕上がりを得やすい:光沢があり、滑らかな外観を作りやすい製品があります。艶調整品もありますが、耐候性や汚れにくさが変わる場合があります。

デメリット

外壁では塗り替え周期が短い:7~10年程度で次回塗装を検討するため、長く住む住宅では足場回数が増えます。初期費用は安くても30年間の総額が高くなる可能性があります。

紫外線で黄変する製品がある:特に芳香族系ウレタンは紫外線で黄変しやすい性質があります。外装用途では耐候性を考慮した製品を選びます。白や淡色では色変化が分かりやすいため注意が必要です。

製品による性能差が大きい:水性・溶剤、1液・2液、外装用・内装用があり、「ウレタン」という名称だけでは比較できません。

シリコンとの価格差が小さい場合がある:足場や補修は同額なので、総工事費ではシリコンへ変更しても差が数万円程度のケースがあります。耐用年数まで考えて比較しましょう。

向いている場所

雨樋:硬質塩ビ製の雨樋には、適合する下塗りや下処理と組み合わせて使われます。外壁より細く動きがあるため、柔軟性を生かしやすい部位です。

木部:破風板、木製扉、窓枠などです。木部は吸湿・乾燥で動くため、素材と既存塗膜に合う仕様を選びます。木目を残す浸透型塗料が適する場合もあります。

鉄部:手すり、庇、鉄扉などへ、錆落としと錆止めを行った後に使います。錆の上から塗るだけでは長持ちしません。

小面積の補修:部分補修や短期間で改修予定の場所では、価格と扱いやすさを生かせます。既存塗膜との相性を確認します。

外壁全面に向くケース

建て替えや売却までの期間が短い住宅、予算を優先する改修では候補になります。長く住む場合はシリコン以上の製品との工事回数を比較しましょう。

  • 10年以内に建て替え・大規模改修を予定
  • 売却前に一定期間保護したい
  • 初期予算を最優先する
  • 屋根や付帯部も短い周期で改修する
  • 希望商品に合理的な施工実績がある

今後20~30年住む場合は、シリコン・ラジカル・フッ素との長期費用を比較します。

シリコン塗料との比較

比較ウレタンシリコン
耐用年数7~10年10~15年
施工単価1,800~2,800円/㎡2,300~3,500円/㎡
初期費用低め中程度
外壁の採用減少傾向標準的
付帯部適性のある製品が多い製品が豊富

同一メーカー・同一用途の商品で比較します。外壁をシリコン、付帯部をウレタンにすると、付帯部が先に劣化する可能性があります。耐用年数をそろえる提案も検討してください。

1液型と2液型

1液・2液は施工前に硬化剤を混ぜるかどうかの区分で、名称だけでは耐久性を断定できません。下地、施工部位、可使時間に合う製品を選びます。

1液型は主剤のみで使用でき、扱いやすい製品です。2液型は主剤と硬化剤を決められた比率で混ぜ、一般に密着性・耐久性に優れる製品があります。

2液型は混合後に使える時間が限られます。目分量で混ぜる、翌日に残りを使うといった施工は不具合の原因になります。計量と使用時間の管理を確認します。

見積書で確認すること

付帯部へ使う場合は、雨樋、破風、木部、鉄部の数量と下地処理を部位別に記載してもらいます。

外壁と付帯部のどこへウレタン塗料を使うかを明記し、商品名、下塗り、塗装面積、回数、保証を部位別に確認してください。

  1. メーカー名・商品名
  2. 外装用か、施工部位に適合するか
  3. 水性・溶剤、1液・2液
  4. 下塗り・錆止めの商品名
  5. 塗装面積・長さ・箇所数
  6. 塗り回数と乾燥時間
  7. 外壁と付帯部の耐用年数差
  8. 保証対象と期間

長期費用で比較する

初回工事がウレタン80万円、シリコン90万円でも、30年間にウレタンを3回、シリコンを2回施工するなら単純合計はそれぞれ240万円と180万円です。実際には物価、補修、耐用年数が変わりますが、足場を何回組むかが総額へ大きく影響します。

一方、8年後に建て替える予定なら、高耐久塗料の差額を回収できない可能性があります。現在の価格だけでなく、「あと何年住むか」「屋根と外壁をいつ直すか」「付帯部だけ先に塗る必要があるか」を施工会社へ伝え、同じ期間で比較してください。

部分塗装では外壁全面のような足場が不要な場合もあり、ウレタンの短い耐用年数が大きな欠点にならないことがあります。部位別に判断します。

外壁と付帯部でウレタン塗料を使い分ける考え方

ウレタン塗料を検討するときは、住宅全体を同じ塗料で統一する必要はありません。雨樋、破風、木部、鉄部のように材質や動きが異なる場所では、外壁用の上塗り材よりウレタン系が適する場合があります。施工会社に部位ごとの採用理由を聞き、単に価格を下げるための一括指定になっていないか確認しましょう。

外壁全面で採用する場合は、今後の居住年数を先に置きます。数年後に建て替えや大規模改修を予定するなら、短めの周期が計画と合うことがあります。一方、長期間住む住宅や足場費が高い住宅では、塗料代を抑えても次回足場が早く必要になり、総費用が増える可能性があります。

付帯部へ使う場合も、外壁との耐久差を確認します。外壁を高耐久品、雨樋や破風を短寿命の仕様にすると、先に付帯部だけが色あせたり剥がれたりします。部分補修に足場が必要な場所は、外壁に近い改修周期となる商品を選ぶと管理しやすくなります。

下地処理は材質ごとに異なります。鉄部は錆と旧塗膜を除去し、必要な防錆下塗りを行います。木部は含水や劣化を確認し、外壁では既存塗膜と下塗りの適合を調べます。「ウレタン塗料3回塗り」とまとめず、下塗り材と各部位の工程を見積書へ記載してもらってください。

1液型と2液型、水性と弱溶剤の違いは、優劣ではなく施工条件から選びます。臭気や周辺環境、素材への密着、混合後に使える時間などを確認し、製品仕様を守れる施工体制かを見ます。余った主剤と硬化剤の扱い、当日の使用量も工程記録へ残すと安心です。

比較表には、商品名、使用部位、期待耐用年数、下塗り、塗装回数、面積、保証を並べます。シリコンやラジカル制御型との価格差だけでなく、何年後にどの部位を再施工する想定なのかまで説明してもらうと、ウレタン塗料を選ぶ理由が明確になります。

契約前の最終確認では、外壁全面へ使う面積と付帯部だけへ使う面積を分けます。雨樋、破風、軒天、木部、鉄部について、素材、下地処理、下塗り、上塗り、回数を一覧にしてください。ウレタン塗料の柔軟性や密着性を採用理由にする場合も、具体的な商品がその部位に適合するかを製品資料で確認します。工事後は外壁より先に付帯部が劣化していないか定期点検し、部分補修で足場が必要になる場所を記録しましょう。

ウレタン塗料を選ぶ場面では、住宅全体を一種類で統一する必要はありません。外壁には耐候性を重視した塗料を使い、雨樋や木部など形状が複雑な付帯部へウレタン系を使う設計もあります。ただし、部位ごとに次回の塗り替え時期がずれると、足場や補修の計画が複雑になります。見積もりでは各部位の商品名、下塗り、期待する役割を分けて記載してもらいましょう。

既存塗膜との相性も判断に欠かせません。はがれや膨れがある面へ上塗りを重ねても、下の塗膜ごと離れる可能性があります。試験施工や付着確認が必要か、ケレンでどこまで除去するかを現地診断で決めます。価格差だけではなく、下地処理を含む施工仕様で比較してください。

見積書に「ウレタン塗装」とだけ書かれている場合は、メーカー、商品名、水性・溶剤系、1液・2液の別まで確認します。これらが違えば施工方法や適用部位も変わるため、樹脂の名称だけでは同条件の比較になりません。付帯部へ使う場合は、雨樋、破風、鉄部など部位ごとの下地処理と塗装回数も明記してもらいましょう。

比較表には保証対象と次回点検時期も加え、初期費用以外の違いを見えるようにします。補修用材料を入手できる期間も確認してください。

記録を次回の補修へ引き継ぎます。

よくある質問

ウレタン塗料は時代遅れですか?

外壁全面では採用が減りましたが、付帯部や部分補修には現在も使われます。用途に適合するかで判断します。

ウレタン塗料は10年持ちますか?

7~10年が一般的目安です。製品、立地、下地処理で変わり、必ず10年持つ保証ではありません。

雨樋だけウレタンでもよいですか?

可能です。ただし外壁より先に劣化する可能性があります。次回点検時期と部分補修の方法を確認します。

ウレタン塗料はDIYで使えますか?

小面積向け製品もありますが、下地処理、換気、保護具が必要です。高所の雨樋や破風は足場が必要なので業者へ依頼してください。

まとめ

ウレタン塗料は7~10年程度の耐用年数で、密着性と柔軟性を生かして付帯部や部分補修に使われます。外壁全面では、シリコン以上との価格差と長期費用を比較しましょう。

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