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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

外壁塗装中の換気はどうする?24時間換気・給気口・ガス機器の注意点

外壁塗装中の換気はどうする?24時間換気・給気口・ガス機器の注意点

外壁塗装中は窓を開けにくい日が続くため、24時間換気、壁の給気口、換気扇、ガス機器をどう使うかが生活に直結します。臭いが気になるからと換気設備を止めたり、給気口をすべてふさいだりすると、家全体の空気の入れ替えが予定どおりに進まなくなります。一方、塗装面のすぐ横の給気口からは、作業中の空気を取り込むおそれもあります。

この記事では、工事中の換気設備の扱いと、ガス機器を使うときの注意を工程表に落とし込む方法を説明します。窓を開けられない期間や窓の養生の計画は外壁塗装の養生で詳しく扱っています。

給気口とガス機器の位置を先に伝える

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼するときは、給気口と換気扇の位置、ガス給湯器の設置場所、調理や入浴の時間を各施工店に同じ条件で伝えましょう。給気口の養生と復旧、換気設備の運転方法、ガス機器を使える時間を工程表で比較できます。

窓を開けられない期間は養生の記事で確認します

窓の開閉は、その窓が養生されているか、窓の外で何の作業をしているかで変わります。工事期間中ずっと全窓を閉めるとは限らず、面ごとに施工して使わない窓の養生を外せる計画もあります。期間の考え方と、開閉できる窓を残す計画は外壁塗装の養生の「窓を開けられない期間と開閉できる窓の計画」にまとめています。

ここで押さえたいのは、窓を開けられない日ほど換気設備への依存が大きくなることです。高圧洗浄や塗装をしている面の窓は、養生していなくても洗浄水や臭いが入る時間は開けないようにしましょう。その日に家の空気をどこから入れ、どこから出すかを、次の章から設備ごとに確認していきます。

24時間換気は止めずに給気と排気の経路を確認します

住宅の24時間換気は、外気を取り入れ、室内の空気を排出する経路を前提に設計されています。パナソニック ホームズは基本的に常時運転が前提の設備と説明し、ダイキン工業も換気口を開けた状態で24時間換気システムをいつもオンにして使うよう案内しています。工事中の臭いが気になるからと、居住者が機械を一律に止めたり、すべての給気口をテープでふさいだりする対応は避けてください。

方式によって、確認する場所が違います。パナソニック ホームズの説明では、第1種換気は給気と排気の両方を機械で行い、第3種換気は排気を機械で行って給気は壁に設けた給気口から自然に取り入れます。まず住宅の取扱説明書や設備の表示で、外気を取り込む場所、排気する場所、運転の操作方法を確認しましょう。外壁の穴がすべて給気口とは限らないため、施工店には室内と屋外の口の位置が分かる写真を見せてください。

塗装する壁のすぐ横に給気口があると、運転のままでも作業中の空気を室内へ取り込むおそれがあります。設備によっては一時的な運転調整を検討することになりますが、運転を調整する場合も、ガス機器を使うときの換気の確保を優先してください。判断できない場合は住宅会社や設備メーカーに確認し、調整した運転を元に戻す時刻と担当者まで決めておきます。

給気口を養生するときは範囲と復旧を決めます

給気口の養生は、塗料や洗浄水が入らないようにする作業と、室内の換気を保つことの両立が課題です。家じゅうの給気口を一度にふさぐのではなく、その日に作業する面の口だけを短時間保護する計画になっているかを確認しましょう。作業面から離れた給気口が開いていれば、家全体の空気の入口を残せます。

施工店には、いつ、どの口を、誰が養生し、いつ外すかを工程表に書いてもらってください。作業後に養生を外し忘れると、気付かないまま数日間その部屋の給気が止まります。休工日や雨で作業が延びた日に養生を残すのかも聞いておきましょう。外壁の換気フード自体を塗る場合の材質の確認と養生は換気フードの塗装で扱っています。

屋外の給気口と、ガス給湯器や換気扇の排気口は見た目が似ていることがあります。燃焼機器の給排気口を一般の給気口と同じ扱いで覆わないよう、施工店と現地で口ごとに用途を確かめてください。

換気扇とレンジフードは外気の入口とセットで考えます

浴室やトイレの換気扇、台所のレンジフードは室内の空気を外へ出します。運転中は、その分の外気がどこから入るかも考えなければなりません。ダイキン工業は、台所の換気扇を使うときは台所からできるだけ離れた窓を開けると部屋全体の空気が入れ替わりやすいと説明しています。工事中は、その離れた窓や給気口が作業面にあたっていないかを確認しましょう。

塗装面の近くにある給気口から臭いが入る日には、換気扇の運転だけを増やしても解決しないことがあります。開けられる窓や別方向の給気口を含め、住宅の設備に合う方法を施工店と確認してください。屋外の排気口に養生が掛かる日や、吹き出し口の近くを塗る日は、換気扇を使える時間を施工店に聞きます。

ガスコンロや小型湯沸器を使うときは、東京ガスが換気扇やレンジフードなどの換気設備を使う、または窓を開けるといった換気を求めています。工事で窓を開けられず、換気設備も使えない時間帯は、換気を確保できるまでガス機器の使用を控えてください。臭い対策のためにガス機器の換気まで止める予定にはできません。

ガス給湯器は給排気口を覆った状態で使わないでください

ガス給湯器など燃焼機器の給排気口がビニール等で覆われた状態では、機器を使用しないでください。一酸化炭素中毒のおそれがあります。リンナイは、外装塗装工事などで機器や給排気トップをビニール等で覆っている状態では絶対に機器を使用しないよう注意し、異常着火や一酸化炭素中毒が発生するおそれがあると説明しています。東京ガスも、屋外に設置されたガス器具を波板などで囲うことは大変危険で、新鮮な空気が不足し、燃焼が不十分になって事故や故障の原因になると案内しています。

工事中に給湯器を止めるのか、使う時間帯だけ養生を外すのかを、見積もりの段階で施工店と決めておきましょう。入浴や炊事に使える時間を家族で共有し、養生を外したかどうかが分からないときは使わずに施工店へ確認します。異臭やエラー表示、体調の異変があれば使用を中止し、換気してから機器の事業者に連絡してください。給湯器の養生の決め方は外壁塗装の養生の「給湯器と室外機は養生の方法を事前に決める」、交換を同時に考えている場合は外壁塗装と給湯器交換も参考にしてください。

給気口と給湯器の位置関係も確認します。東京ガスは、屋外で給気と排気を行うガス機器でも、窓や換気口などの開口部から排気が室内に流入し、気分が悪くなるおそれがあるとして、使用中は付近の窓を閉めるよう案内しています。給湯器の近くの給気口や窓を工事の都合で開け閉めする日は、給湯器を使う時間と重ならないかを施工店と確認しましょう。

工程表に給気口・換気扇・ガス機器の予定を書き込みます

「工事中は換気に気を付けてください」という説明だけでは、生活の予定を立てられません。次の表を使い、工程ごとに設備の扱いを聞きましょう。下表は一般的な確認項目で、どの工程なら必ず設備を使えるという許可を示すものではありません。

工程給気口・24時間換気で確認すること換気扇・ガス機器で確認すること
高圧洗浄屋外の給排気口に水が掛からない保護方法と、当日の運転方法排気口の保護の有無、給湯器の使用を止める時間
シーリング・下地補修給気口周辺を補修する場合の一時養生と復旧担当換気扇の排気口まわりの作業日
下塗り・上塗り給気口が塗装面に近い日の養生範囲と運転方法給湯器の給排気口の養生を外す時刻、調理時の換気方法
作業後・休工日一時的に変更した運転や給気口の復旧状況給湯器の養生が外れているか、換気扇を通常どおり使えるか

同じ「北面の塗装」でも、給気口や給湯器が北面にある家と南面にある家では確認する内容が異なります。室内で過ごす部屋と空気の入口、ガス機器の位置を図面か写真で示すと、施工店が回答しやすくなります。日程が雨でずれたときは、給気口の養生と給湯器を使える時間も更新してもらいましょう。

在宅する日は作業する面と空気の入口を分けます

在宅勤務や小さな子どもの生活で換気の予定が重要なら、よく使う部屋を先に決めてください。施工店にその部屋の給気口と窓を伝え、どの日に外壁のどの面を洗浄・塗装するか確認します。作業面から離れた給気口を使える計画でも、風向きによって臭いや粉じんが回り込むことがあります。

臭いに敏感な家族がいる場合、換気だけで対処しようとせず、塗装する日は別の部屋で過ごす、短時間外出するなどの予定も考えてください。臭いの原因と塗料の選び方は外壁塗装中の臭いで、仕事の場所と時間の調整は外壁塗装中の在宅勤務で詳しく扱っています。

もし給気口から強い臭いが入って気分が悪くなったら、その場を離れ、施工店に作業場所と給気口を確認してください。設備を全部止めたりせず、使える開口部や運転方法を現場で調整します。ガス機器を使っている場合は必要な換気を優先してください。

見積もり前に各社へ同じ質問をします

換気設備への配慮は、塗料名だけでは比較できません。現地調査の際に各社へ同じ給気口・換気扇・給湯器の位置を伝え、工程表に反映してもらいましょう。回答が「その日にならないと分からない」の場合でも、変更時の連絡方法と、誰が当日判断するかは先に決められます。

質問比較する答え
給気口はどこにあり、いつ養生しますか位置を現地で確認し、保護・運転・復旧の担当を決めているか
台所と浴室の換気設備は使えますか給気と排気の経路を踏まえ、使えない時間と代替策を説明するか
ガス給湯器はいつ使えますか給排気口を覆った状態で使わない前提で、使える時間と養生の外し方を示すか
雨で工程が変わったら誰が連絡しますか前日・当日の連絡方法と、変更後の工程表の共有方法があるか

見積書に「養生一式」とだけ書かれていても、生活に影響する給気口・換気扇・ガス機器の扱いは別紙や工程表で確認できます。外壁塗装の見積もりの取り方も参考にしてください。

よくある質問

換気設備は家ごとに方式と配置が違います。以下を確認の出発点とし、自宅の取扱説明書と施工店の工程表で具体的な運用を決めてください。

外壁塗装中は24時間換気を止めたほうがよいですか

24時間換気は基本的に常時運転を前提にした設備です。臭いが入るからと自己判断で一律に止めず、外気を取り込む口が塗装面に近いか確認しましょう。養生や一時的な運転調整が必要なら、住宅の設備の説明書と施工店の作業計画に沿って方法と復旧時刻を決めてください。運転を調整する場合も、ガス機器使用時の換気確保を優先します。

給気口をビニールでふさいでもよいですか

居住者がすべての給気口をふさぐのは避けてください。機械の排気が動いていても、必要な外気を取り込めなくなります。塗装面に近い口の保護が必要なら、施工店に位置を示し、設備の方式と使用中のガス機器を踏まえて一時養生の範囲と復旧を相談しましょう。

外壁塗装中に浴室やトイレの換気扇を使えますか

使えるかは給気口と屋外排気口の位置、養生の状態で変わります。換気扇を回す場合は、どこから外気が入るかを確認してください。屋外の排気口が養生される日や、塗装面側から臭いを吸い込む日は、施工店と運転方法を調整しましょう。

換気できない日にガスコンロを使えますか

東京ガスはガス機器の使用時に換気扇や窓による換気を求めています。工事で窓も換気設備も使えず、必要な換気を確保できないなら、その状態での使用を控えてください。施工店に作業と養生の変更を相談し、機器の取扱説明書やガス事業者の案内を確認します。

給湯器の排気口が給気口や窓の近くにある場合はどうしますか

東京ガスは、屋外で給気と排気を行うガス機器でも、窓や換気口から排気が室内に入るおそれがあるとして、使用中は付近の窓を閉めるよう案内しています。工事中に近くの給気口や窓の扱いを変える日は、給湯器を使う時間と重ならないかを施工店と確認してください。給排気口が養生で覆われている間は、給湯器を使わないでください。

雨で工期が延びたら給気口の養生も延びますか

延びるかどうかは、どの工程が延期されたかによります。雨で塗装を見送っても養生を残す場合があります。翌日の作業面、給気口と給湯器の養生の扱い、換気扇を使える時間を施工店に更新してもらい、変更後の予定を家族で共有してください。

まとめ

外壁塗装中の換気は、24時間換気を止めずに、給気口と排気口の位置、養生する口と復旧の時刻を確認することから始めます。換気扇は外気の入口とセットで考え、窓を開けられない期間は養生の記事で窓ごとの計画を確認しましょう。

ガス給湯器など燃焼機器の給排気口が覆われた状態では、機器を使わないでください。調理や入浴など外せない生活の予定は見積もり前に施工店へ伝え、各社が同じ条件で設備の扱いを説明できるかを比べましょう。

工程表と設備の扱いを並べて比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを取る際は、給気口と給湯器の位置、ガス機器を使う時間を各社に伝えましょう。養生の範囲だけでなく、換気設備の運転方法と復旧、変更時の連絡方法まで確認してください。

参考資料

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