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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

ガイナとは|断熱塗料の使用量・価格と見積書の確認点

外壁塗装の提案で「ガイナ」をすすめられ、一般的な塗料より高い見積もりを見て迷う方は少なくありません。ガイナは株式会社日進産業が製造する塗料で、同社は「断熱塗材」として、屋根・外壁・内装に使えるとしています。ただ、どのくらいの効果が自宅で得られるかは、建物の断熱の状態や日当たりで大きく変わります。

この記事では、ガイナを検討するときに、メーカーの公表資料から確認できる使用量・価格・塗り替えの目安と、見積書で確かめる点を整理します。断熱塗料と遮熱塗料のしくみや効果の考え方は断熱塗料の効果と費用と遮熱塗料の効果で詳しく説明しています。

ガイナの使用量と缶数を揃えて見積もる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、ガイナを使う面と塗装面積、使う缶数を各社に示してもらいましょう。一般的な塗料で塗る案とあわせて比べると、費用の差を判断しやすくなります。

ガイナはどんな塗料か:メーカーの説明を整理する

日進産業は、ガイナを「薄膜で熱の移動をコントロールし、夏季も冬季も効果を発揮する」断熱塗材と説明しています。刷毛、ローラー、吹付、コテなど一般的な工具で施工でき、屋根・外壁・内装に使えるとしています。また、ガイナは JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)の適合品だとしています。

項目メーカーの公表内容
製造元株式会社日進産業
用途屋根・外壁・内装(内装専用の低臭タイプもある)
規格JIS K 5675 適合品
色基本色52色、200色以上に対応。透明タイプはない
塗り替え時期の目安一般環境下で15〜20年
下地専用下塗材があり、鉄、コンクリート、モルタル、木、非鉄金属、ガラスなどに塗布できる

JIS K 5675 は、日射を反射して表面温度の上昇を抑える「遮熱」の性能に関わる規格です。ガイナは断熱をうたう一方で、遮熱塗料と同じ規格の適合品でもあるため、提案を受けるときは「断熱」と「遮熱」のどちらの効果をどの程度見込んでいるのかを施工店に確認すると、説明を比べやすくなります。

色との関係について、日進産業は、色によって遮熱性能は低下するものの、断熱性能への影響はないとしています。濃い色を選ぶと遮熱の面では不利になるため、色を決めるときは性能の説明もあわせて聞いておきましょう。

使用量から必要な缶数を計算する

ガイナは、性能を保つために必要な使用量がメーカーから示されています。日進産業の公表値は次のとおりです。

目的1缶(14kg)で塗れる面積1㎡あたりの使用量
断熱・遮熱・防音30㎡0.46kg(2回塗り以上)
断熱・遮熱35㎡0.4kg(2回塗り以上)

同社は、希釈しても規定の面積で使うこと、一度に厚く塗ると亀裂が発生するおそれがあることも注意しています。この使用量を守らないと、メーカーが説明する性能は期待しにくくなります。

見積書を見るときは、塗装面積から必要な缶数を逆算してみましょう。たとえば外壁の塗装面積が150㎡で、断熱・遮熱・防音を目的に30㎡/缶で計算すると、必要な量は150÷30=5缶です。見積書の数量がこれより大幅に少ない場合は、塗る範囲や使用量の考え方を施工店に確認してください。塗料の使用量の確かめ方は外壁塗装の塗布量を確認する方法でも説明しています。

ガイナの価格と見積もりの見方

日進産業は、ガイナの設計価格を1缶(14kg)あたり白色66,000円、着色68,000円(いずれも税別)としています。白色の設計価格を30㎡/缶で面積換算すると、1㎡あたり2,200円です。これはメーカー公表の缶単価から計算した目安で、施工店の材料仕入価格や施工単価ではありません。実際の見積もりでは、下塗材、足場、下地処理、人件費なども確認してください。

見積書で確認する欄施工店に示してもらう内容
塗る範囲外壁全面か、屋根だけか、日当たりの強い面だけか
使用量塗装面積、使う缶数、塗り回数(2回塗り以上か)
下塗りガイナ専用下塗材か、下地に合わせたシーラー・プライマーか
色色番号と、その色での遮熱性能の考え方
比較案一般的なシリコン塗料などで塗る場合の費用

日進産業は、同社や代理店・販売店はインターネット販売をしておらず、インターネットで売られているガイナは正規の販売ルートではないため品質を保証できないとしています。また、同社は全国の認定施工店の一覧を公開しています。施工店がどのルートで材料を仕入れるのかも、確認しておくと安心です。

効果を期待しすぎないための考え方

ガイナのような断熱をうたう塗料の効果は、建物の条件で大きく変わります。外壁や屋根の内側にすでに断熱材が入っている住宅と、断熱材が少ない倉庫や古い建物では、室内の温度への影響の出方が違います。窓や換気など、外壁以外から出入りする熱も室温に関わります。

施工店から効果の説明を受けるときは、どの建物で、どの条件で、何を測った結果なのかを確認しましょう。メーカーの検証結果を自宅にそのまま当てはめるのではなく、自宅の断熱材の有無、日当たり、困っている症状(夏の暑さ、冬の寒さ、結露など)を伝えて、提案の理由を聞くことが大切です。断熱塗料と住宅用の断熱材の違いは断熱塗料の効果と費用で整理しています。

塗り替えの時期の目安について、日進産業は一般環境下で15〜20年としています。ただし、これはメーカーの目安で、施工店の保証期間とは別のものです。保証の年数と対象は、施工店の保証書で確認しましょう。

よくある質問

ガイナは普通の塗料と何が違いますか?

日進産業は、ガイナを薄膜で熱の移動をコントロールする断熱塗材と説明しており、JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)の適合品でもあります。性能を保つための使用量が決められていて、1缶あたりの価格も一般的な塗料より高めです。自宅で期待できる効果は建物の条件で変わるため、施工店に理由を聞いて比べましょう。

ガイナの外壁塗装はいくらくらいかかりますか?

メーカーの設計価格は1缶(14kg)あたり白色66,000円(税別)で、30㎡/缶で面積換算すると1㎡あたり2,200円です。これは施工店の仕入価格ではありません。実際の費用は、塗装面積、下塗材、足場、下地処理などで変わります。一般的な塗料の案とあわせて見積もりを取り、差額を確認しましょう。

ガイナは何色でも同じ効果がありますか?

日進産業は、色によって遮熱性能は低下するものの、断熱性能への影響はないとしています。濃い色を選ぶと遮熱の面では不利になるため、色を決めるときは、その色でどの程度の性能を見込んでいるかを施工店に確認しておきましょう。

ガイナの塗り替え時期はいつですか?

日進産業は、一般環境下で15〜20年を塗り替え時期の目安としています。ただし立地や日当たりで傷み方は変わるため、定期的に点検し、汚れや塗膜のはがれが目立つ場合は施工店に相談しましょう。保証の期間はメーカーの目安とは別なので、保証書で確認してください。

ガイナをインターネットで買って自分で塗ってもよいですか?

日進産業は、同社や代理店・販売店はインターネット販売をしておらず、インターネットで売られているガイナは正規の販売ルートではないため品質を保証できないとしています。外壁の高い場所の作業は危険も伴うため、正規のルートで材料を扱う施工店に依頼しましょう。

まとめ

ガイナは日進産業が製造する断熱塗材で、JIS K 5675 の適合品でもあります。性能を保つための使用量が1缶あたり30〜35㎡と決められており、設計価格は1缶66,000円(白色、税別)です。見積書では、塗装面積から必要な缶数を逆算し、塗る範囲、塗り回数、下塗り、色を確認しましょう。

効果の説明は、どの条件で何を測った結果なのかを確かめ、自宅の断熱材の有無や困っている症状を伝えて提案を比べることが大切です。

ガイナの案と一般塗料の案を並べて比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、ガイナを使う範囲と缶数、一般的な塗料で塗る場合の費用を各社に示してもらい、差額と期待する効果を比べましょう。

参考資料

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