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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

サンドフレッシュSiとは|石材調の工程・価格と見積書の確認点

「サンドフレッシュSiなら石材調の外壁になる」と聞いても、見積書に製品名と㎡単価だけでは仕上がりも工事費も比べられません。新築と改装では下塗材が違い、目地を付けるか、超低汚染仕様のクリヤーを加えるかでも工程が変わります。既存の石材調模様を残す改装では、傷んだ部分の模様を復元する費用も確認が必要です。

この記事ではエスケー化研の製品情報とカタログを基に、石材調の見え方、施工仕様、価格の読み方を整理します。単なる塗料比較ではなく、複数社が同じ仕上がりと補修範囲を提案しているか確かめるための見方です。元の凹凸を生かす塗り替えと模様を変える工事の違いはリシン外壁の塗り替えも参考にしてください。ほかのメーカーの石材調・意匠性塗料との違いは石材調・意匠性塗料で比べています。

石材調の完成形までそろえて比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを取る際は、各社に下地補修、下塗材、サンドフレッシュSiの施工回数、目地、クリヤーの有無、施工面積を記載してもらいましょう。

サンドフレッシュSiは石材調に仕上げる水性塗材

サンドフレッシュSiの製造元はエスケー化研です。メーカーは「ローラー用水性アクリルシリコン樹脂系石材調塗材」と説明しています。アクリルシリコン樹脂と着色骨材で石材のような質感を作る塗材であり、天然石の板を外壁に張る工法ではありません。戸建てやマンションの内外装、店舗や公共施設の内外装を用途に挙げています。

標準の仕上がりは艶消しです。色はメーカーが示す標準21色から選びます。画面上の色と実物が違うことがあり、カタログは骨材の製造時期による色差や、色によっては常備在庫がなく納期が変わることにも注意しています。外壁の一部だけ補修する場合、色が近くても粒の見え方や塗り肌が違えば補修箇所が目立ちます。採用前に大きめの見本板と、施工店の同製品の仕上げ写真を確認してください。

メーカーはローラー施工を標準とし、石材調の塗り替えや単色の壁に意匠を加える用途を示しています。ただし、もとの塗膜が浮いた壁にそのまま重ねられるという意味ではありません。旧塗膜の付着、割れ、汚れ、目地の状態を調べてから工程を決めます。石材調の模様を作る塗装と、既に模様が印刷されたサイディングを張る工事は、仕上がりも補修方法も異なります。

新築と改装では下塗材と下地処理が異なる

メーカーの標準仕様では、新築面にSKサンドカラーベース、石材調仕上材などを塗り替える改装面にSKカラーサーフを使う例が示されています。どちらもその上にサンドフレッシュSiを主材として塗る構成です。「下塗り+上塗り2回」のような一律の表現だけでは、どの工程に何を使うか読み取れません。

条件メーカーの標準例見積書で確認すること
新築の平滑な下地下地調整→SKサンドカラーベース→サンドフレッシュSi下地の乾燥、平滑化、下塗材と主材の数量
石材調仕上材などの改装劣化部の除去と模様復元→SKカラーサーフ→サンドフレッシュSi既存模様をどこまで補修するか、洗浄と段差修正の数量
特殊な板材や劣化が大きい壁下地に応じたシーラー・補修を加える場合があるメーカーが適用を認める組み合わせ、試験施工の要否

カタログは新築面について、十分に乾燥させ、含水率10%以下、pH10以下とする条件を示しています。改装面では、剥がれた旧塗膜を除去し、段差を埋めて模様を合わせる工程を記載しています。既存の石材調面を一度に塗りつぶすだけでは、傷んだ部分の凹凸が残るおそれがあります。劣化箇所の写真と補修範囲を見積書に添えてもらいましょう。

押出成形セメント板、GRC板、PC部材には追加のシーラーを使うようメーカーが示しており、軽量PC部材への施工は避けると注意しています。また、高断熱型の外壁に微弾性サーフェーサーを使う仕様では、蓄熱や水分などの条件が重なると変形・膨れ・剥がれにつながる場合があります。外壁材が分からない場合は、建築図面や現地調査の結果を基に、下塗材の選定根拠を聞いてください。下塗材の役割も確認に役立ちます。

標準ではトップコート不要、低汚染仕様は追加工程

サンドフレッシュSiは標準仕様ならトップコートを重ねない設計です。メーカーはこれを工程短縮の特長に挙げています。一方、超低汚染仕様はオプションで、クリヤーを追加します。製品ページとカタログは、超低汚染型水性クリヤートップ「SKセラミファイントップ」と、超低汚染型弱溶剤形クリヤー塗料「クリーンエレガントップシリコン」の2つを挙げています。カタログの超低汚染仕様の工程例はSKセラミファイントップで示され、クリーンエレガントップシリコンは注記で「この他上塗材として」使用できると記載されています。

提案工程の読み方比較するときの質問
標準の石材調仕上げ下塗りとサンドフレッシュSiの主材塗りトップコートなしの標準仕様か
超低汚染仕様標準工程に指定クリヤーを追加クリヤーの正式名、回数、面積、追加費用は何か
目地仕上げ目地割り・テープ・除去などの工程を追加目地幅、間隔、色、どの面に施工するか

「トップコート不要」と「トップコートを塗ってはいけない」は違います。汚れにくさを重視するなら、追加するクリヤーの製品名とメーカーが示す組み合わせを確認します。標準仕様と超低汚染仕様を価格だけで比較すると、工程の差を見落とします。また、メーカーの「ひび割れ追従性」は微弾性下塗材を使う仕様での説明です。大きなひびや漏水を石材調塗材だけで直すことはできません。外壁のひび割れの見分け方を踏まえ、補修工事は別行にしてください。

目地と補修で仕上がりの差が生まれる

石材調をタイルや石張りのように見せたい場合、目地仕上げを選ぶことがあります。メーカーのカタログは目地割り、墨出し、目地テープ貼り、主材塗り、テープ除去を別工程として示しています。目地仕上げは別途費用が加算されるため、「石材調一式」の単価に含まれているか必ず確認しましょう。

カタログは大きな壁面に施工する場合、化粧目地を入れ、縦横の間隔を1.5m以内にするよう指示しています。塗り継ぎを目地で行うことも仕上がりをそろえるための条件です。窓まわりや出隅でどこに目地を通すか、図面や立面写真に線を入れてもらうと、施工店間の提案を比較できます。目地色を主材と変える仕様はメーカーへの確認が必要です。

既存壁の一部に剥離やひびがある場合、補修した面と残した面の粒の大きさや模様が合うかも確認します。メーカーは補修用に使用材料を控え、同一ロット、同じ施工方法で直すよう求めています。それでも大壁面では補修跡が目立つ場合があります。部分補修で済ませる案と、目地で区切った面を塗り直す案の範囲・費用を比べると判断しやすくなります。シーリング部は材質や動きによって塗膜の密着不良や割れが起き得るため、シーリングの補修も別に確認してください。

価格は設計条件と追加工事を分けて読む

メーカーの製品ページにある設計価格は、新築仕様6,210円/㎡、改装仕様6,620円/㎡です。新築仕様はSKサンドカラーベース、改装仕様はSKカラーサーフを下塗材とする条件です。どちらも300㎡以上を基準とした材工共の設計価格で、下地調整費は含まれていません。戸建ての見積単価の相場や、どの現場にも適用する定価として扱わないでください。

例えば30㎡の玄関まわりを石材調にする見積もりでは、メーカーの300㎡以上の設計価格を30倍して総工費を予測できません。小面積では養生や足場の有無、既存仕上げの補修、目地の手間、余る材料、運搬などの条件が違います。逆に広い外壁全体でも、窓や開口部を引いた実施工面積と、主材を塗らない付帯部を分けなければ㎡単価が合いません。

メーカーはサンドフレッシュSiを20kg缶、標準塗坪8~9㎡/缶と示しています。30㎡なら単純計算で4缶が一つの目安ですが、これは所定の材料を使う標準塗坪からの計算で、現場の発注缶数を確定する数字ではありません。下地の凹凸やロス、色替え、目地部分で変動します。見積書には塗装面積、予定使用量、缶数と、余材をどう扱うかを書いてもらいましょう。塗布量の見方も参照できます。

メーカーの期待耐用年数は10~12年ですが、これは次の塗り替え時期の参考値です。地域、立地、方角で変わるとメーカー自身が注記しています。施工店の保証期間とは別の数字なので、見積書で「10年保証」と読める表現があれば、保証対象と除外条件を確認してください。

見積書は石材調の仕様を一行ずつそろえる

二社の価格差を見るときは、まず完成イメージと目地の有無をそろえます。次に、現在の外壁材・旧塗膜・劣化箇所を同じ写真で示し、両社がどこまで下地を補修するか比べてください。石材調の単価だけ低くても、片方が劣化部の除去や模様復元を含まなければ総額比較になりません。

見積書の項目記載してもらう内容
施工対象外壁材、既存仕上げ、窓を除いた施工面積、付帯部との境界
下地補修洗浄、剥離部の除去、段差修正、ひび・シーリング補修の範囲
下塗りSKサンドカラーベースかSKカラーサーフか、追加シーラーの有無と理由
主材サンドフレッシュSiの色番号、施工回数、予定使用量、ローラー仕上げ
意匠と機能目地の位置・幅、クリヤートップの有無と正式名
費用と保証足場、養生、下地調整、目地、オプション、消費税を含む総額と保証範囲

色番号はメーカーのSDF番号でそろえ、できれば同じ見本板を各社へ渡します。施工前に小面積で仕上がりを確認するかどうかも、目地や粒の見え方にこだわる場合は聞いてください。標準色以外の調色ができる前提で比較すると、施工直前に色の選び直しが必要になります。

よくある質問

サンドフレッシュSiの見積もりでは、製品名だけでなく、下塗材、目地、オプションのクリヤーまで確認することが大切です。

サンドフレッシュSiはどこのメーカーですか?

エスケー化研の製品です。公式の製品ページとカタログでは、ローラー用の水性アクリルシリコン樹脂系石材調塗材と説明されています。名前が似た一般的なシリコン上塗り塗料と同じ材料や工程ではありません。見積書には正式名に加え、下塗材と施工する面の記載を求めてください。

サンドフレッシュSiの㎡単価はいくらですか?

メーカーの設計価格は新築仕様6,210円/㎡、改装仕様6,620円/㎡です。ただし300㎡以上を基準とする材工共の価格で、下地調整費は含みません。戸建ての小面積工事や劣化した壁では条件が異なるため、現地調査を受け、足場・補修・目地・クリヤーを含む税込総額で比較しましょう。

石材調仕上げにはトップコートが必要ですか?

標準仕様はトップコート不要です。超低汚染仕様にする場合は、メーカーが示すクリヤートップを追加します。汚れにくさを重視して提案を受けたら、クリヤーの正式名、施工回数、追加費用、標準仕様との違いを見積書に書いてもらってください。

サンドフレッシュSiはひび割れを直せますか?

メーカーはSKカラーサーフを使う仕様で微細なひびへの追従性を特長としています。ただし、動く目地や大きなひび、下地からの雨漏りを主材だけで補修する製品ではありません。原因を調べて必要な補修を先に行い、補修範囲と石材調仕上げの工程を分けて見積もりましょう。

リシンや既存の石材調仕上げにそのまま塗れますか?

既存塗膜の付着と劣化、模様の凹凸によって下地処理が変わります。メーカーの改装仕様は石材調仕上材などを例示し、脆弱な旧塗膜の除去と模様復元を求めています。リシンを含む別の旧仕上げに使う場合は、現地の状態とメーカーの適用仕様を施工店に確認してください。

10~12年は保証期間ですか?

保証期間ではありません。メーカーが示す期待耐用年数は、次の塗り替え時期の目安です。日当たりや雨、立地で変わるため、施工店が提示する保証対象・期間・点検条件とは分けて確認してください。保証書の対象が主材の塗膜だけか、下地補修やシーリングも含むかも確かめましょう。

まとめ

サンドフレッシュSiはエスケー化研の石材調塗材です。新築と改装で下塗材が異なり、標準仕上げはトップコート不要、超低汚染仕様では指定のクリヤーを追加します。目地や既存模様の補修は見た目と費用の差になりやすいため、完成イメージと工事範囲を先にそろえてください。

メーカーの設計価格は300㎡以上の条件付きです。実際の判断では、下地補修、面積と使用量、色番号、目地、クリヤー、足場を含む税込総額と保証を比較します。施工写真と見本板を使い、石材調の質感も確かめましょう。

石材調の仕様を合わせて見積もりを比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを集める際は、下塗材、補修範囲、目地とクリヤーの有無、サンドフレッシュSiの面積・数量、税込総額を各社に示してもらいましょう。

参考資料

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