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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

建売住宅の外壁塗装|最初の塗り替え時期と確認する書類

建売住宅は、土地と建物をまとめて購入するため、外壁の材料や塗装の仕様を自分で選んでいないことがほとんどです。そのため、初めての塗り替えを考えたとき、「どんな外壁材なのか」「いつ塗ればよいのか」「売主に相談すべきか」が分からず、見積もりの比べ方にも迷いがちです。

この記事では、建売住宅の最初の外壁塗装に向けて、手元の書類から何を確認し、施工店に何を伝えればよいかを整理します。築10年前後の点検の進め方は築10年の外壁塗装、購入した中古住宅の場合は中古住宅の外壁塗装で扱っています。

建売住宅の書類を揃えて見積もりを比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、設計図書や仕様書に書かれた外壁材とシーリング材の情報を各社へ伝えましょう。同じ条件で塗料や工事範囲を比べやすくなります。

建売住宅の塗り替えは「書類の確認」から始める

建売住宅を購入したときには、売買契約書や重要事項説明書のほかに、設計図書、仕様書、保証書、アフターサービスの基準などを受け取っていることが多いはずです。最初の塗り替えでは、これらの書類から外壁の情報を拾い出すことが準備の第一歩になります。

書類確認すること塗り替えで役立つ点
設計図書・仕様書・仕上げ表外壁材の種類・メーカー・商品名・色、シーリング材塗料と下塗りの選び方、柄を残す塗装ができるか
立面図・平面図外壁の形、窓の数、2階建てか3階建てか塗装面積の確認、足場の計画
保証書・住宅瑕疵担保責任保険の書類保証の対象・期間・窓口塗装の前に売主へ相談すべき不具合があるか
アフターサービスの基準・点検の記録定期点検の時期、過去の補修劣化の経過、補修済みの場所

書類が見当たらない場合は、売主の分譲会社に問い合わせると、建物の仕様を確認できることがあります。外壁材のメーカーと商品名が分かれば、メーカーのメンテナンス資料も読めるようになります。窯業系サイディングの手入れの考え方は窯業系サイディングのメンテナンスで詳しく説明しています。

売主の10年の責任と外壁塗装の関係を整理する

新築住宅の売主には、法律で10年間の責任が定められています。住宅の品質確保の促進等に関する法律では、新築住宅の売買で、引き渡しから10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について、売主が責任を負うとしています。住宅瑕疵担保責任保険協会は、雨水の浸入を防止する部分として、屋根や外壁、これらの開口部に設ける戸や枠などの建具を挙げています。

つまり、築10年以内の建売住宅で、外壁からの雨漏りや、それが疑われる症状がある場合は、塗り替えの前に売主に連絡して確認してもらうことが大切です。先に塗装で覆ってしまうと、不具合の原因や状態が分かりにくくなります。国土交通省の住宅瑕疵担保履行法のQ&Aでは、売主がこの10年間の責任を果たせるように、保険への加入または保証金の供託が義務付けられていると説明しています。

一方で、塗装の色あせや汚れのような見た目の変化は、必ずしもこの責任の対象になるとは限りません。どの症状が売主の保証の対象になるかは、保証書やアフターサービスの基準で確かめましょう。保証の対象外の部分を自分で塗り替える場合でも、施工記録を残しておくと、後で不具合が起きたときに説明しやすくなります。

最初の塗り替え時期は外壁材と目地の状態で決める

建売住宅だから早く塗り替えが必要、ということはありません。時期を決めるのは、外壁材、表面の塗装の仕様、目地のシーリング材の状態です。外壁材メーカーのニチハは、塗装面に汚れ・褪色・白化が目立つようになったら再塗装の時期とし、外壁材どうしの継ぎ目のシーリングは15〜20年経過した時点での打ち替えを推奨しています。

点検する場所見るポイント塗り替えの判断
外壁の表面色あせ、手でこすると白い粉が付く(チョーキング)、汚れ白化や色あせが目立てば塗り替えを検討
目地のシーリングひび割れ、すき間、肉やせ、はがれ劣化があれば打ち替えを塗装と同時に検討
窓まわりシーリングのすき間、雨染み雨漏りが疑われれば先に原因を確認
水切りなどの金属部さび、塗膜のはがれ外壁と同時に塗装を検討

手でこすると白い粉が付くチョーキングは、塗膜の劣化のサインの一つです。症状の見分け方は外壁のチョーキングを参考にしてください。高い場所の点検は自分で行わず、地上から見える範囲にとどめ、気になる症状は施工店に診断を依頼しましょう。

建売住宅の色を塗り替えで変えるときの確認

建売住宅は、分譲地の中で似た外観の家が並ぶことが多く、塗り替えを機に色を変えたいと考える方も多いでしょう。色を選ぶ前に、分譲地のルールを確認しておくことが大切です。

建築基準法では、市町村の条例にもとづき、土地の所有者などが区域内の建築物の「形態、意匠」などの基準を定める建築協定を結べるとしています。分譲地によっては、建築協定や地区計画、景観に関するルールで、外壁の色に一定の基準を設けていることがあります。売買のときの重要事項説明書に記載があることが多いため、色を大きく変える前に確認し、分からなければ市区町村の担当課に問い合わせましょう。

ルールがない場合でも、隣の家と同じ色や近い色が並ぶと、思ったほど印象が変わらないことがあります。屋根やサッシ、玄関ドアなど塗り替えない部分の色も含めて考え、外壁の色選びは外壁塗装の色の選び方、2色で塗り分ける場合は外壁ツートンの塗り分けを参考にしてください。

建売住宅の外壁塗装を見積もるときのポイント

建売住宅の見積もりでは、書類から分かった情報を施工店に共有することで、提案の精度が上がります。複数の施工店で比べるときは、次の点を揃えましょう。

  • 外壁材のメーカー・商品名・柄(分かる範囲)と、塗りつぶすか柄を残すか
  • 目地のシーリングを打ち替えるか増し打ちにするか、使う材料名
  • 塗料の製品名と塗り回数、付帯部(雨樋・破風・水切りなど)の範囲
  • 売主の保証やアフターサービスとの関係(保証期間中かどうか)

分譲会社やその関連会社から塗り替えの案内が届くこともあります。案内を受ける場合も、他の施工店と同じ条件で見積もりを取り、工事の範囲と単価を比べると判断しやすくなります。見積書の項目の見方は外壁塗装の見積書の見方で詳しく説明しています。

よくある質問

建売住宅は何年目に最初の外壁塗装をしますか?

決まった年数はなく、外壁材や塗装の仕様、目地のシーリングの状態で判断します。築10年前後の点検の時期に、色あせやチョーキング、シーリングのひび割れがないかを施工店に診断してもらうと、塗り替えの時期を決めやすくなります。日当たりの強い面と北側の面では傷み方が違うため、面ごとに状態を見てもらいましょう。

建売住宅の外壁材の種類はどうやって調べますか?

まず設計図書や仕様書、仕上げ表を確認しましょう。メーカー名や商品名が書かれていることがあります。書類がない場合は、売主の分譲会社に問い合わせると、建物の仕様を確認できることがあります。それでも分からなければ、現地調査で施工店に外壁の種類を確認してもらいます。

築10年以内の建売住宅で外壁にひびがあったら、売主に連絡すべきですか?

雨漏りやそれが疑われる症状があれば、塗装の前に売主に連絡してください。新築住宅の売主は、引き渡しから10年間、雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について責任を負います。先に塗装すると原因が分かりにくくなるため、保証書の窓口に相談しましょう。ひびの位置と長さを写真に撮っておくと、説明がしやすくなります。

建売住宅の外壁の色を自由に変えてもよいですか?

多くの場合は自由に選べますが、分譲地によっては建築協定や地区計画などで外壁の色に基準を設けていることがあります。重要事項説明書や市区町村の担当課で確認してから色を決めましょう。ルールがない場合も、近隣の家の色や屋根・サッシとの組み合わせを写真で確かめておくと、完成後の印象のずれを防げます。

分譲会社の塗り替えの案内は受けたほうがよいですか?

受けるかどうかは、工事の内容と費用を比べて決めましょう。建物の仕様を把握している点は利点ですが、他の施工店と同じ条件で見積もりを取ると、価格と工事範囲の妥当性を判断できます。保証への影響もあわせて確認してください。案内の見積書に、塗料の製品名や塗る範囲が書かれているかも比べる際のポイントです。

まとめ

建売住宅の最初の外壁塗装は、手元の書類から外壁材、シーリング材、保証の窓口を確認することから始めましょう。築10年以内に雨漏りなどの症状がある場合は、塗装の前に売主に連絡することが大切です。

塗り替えの時期は外壁材と目地の状態で決め、色を変える場合は分譲地のルールも確認します。見積もりでは、書類から分かった情報を各社に伝え、塗料、シーリング、付帯部の範囲を揃えて比べましょう。

建売住宅の仕様を伝えて見積もりを比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、外壁材とシーリング材の情報、保証期間を各社に伝え、塗料・シーリング・付帯部の範囲と費用を同じ条件で示してもらいましょう。

参考資料

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