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COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

和モダンの外観にする外壁塗装|サイディング住宅の配色例

和モダンの外観は、和風の落ち着きと現代的なすっきりした印象をあわせ持つスタイルです。漆喰や板張りの本格的な和風住宅でなくても、サイディングの家を塗り替えるときに、外壁の色と付帯部の色の組み合わせを工夫すれば、和モダンの雰囲気に近づけることができます。

この記事では、サイディングなど一般的な住宅を、外壁塗装で和モダンの外観にするための配色の考え方を整理します。漆喰・土壁・瓦屋根など和風住宅の素材ごとのメンテナンスは和風住宅の外壁塗装で詳しく説明しています。

和モダンの配色案を揃えて見積もる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、外壁と破風・雨樋などの付帯部の色をそれぞれ色番号で伝え、各社に塗料の製品名と艶を示してもらいましょう。配色案ごとの費用を同じ条件で比べられます。

和モダンの外観は「落ち着いた基調色+アクセント」で考える

和モダンの外観をつくるときは、外壁全体に落ち着いた色を使い、破風や飾り柱、玄関まわりなど一部の部材にアクセントを置く考え方が基本になります。日本ペイントの外観配色の提案でも、和洋折衷の住宅について、ナチュラル・シックなカラーのツートンや、破風・飾り柱をアクセントにする配色を勧めています。

同社が掲載している配色例には、次のようなものがあります。

配色例外壁の基調アクセント・屋根印象
J-100モスグレーとモスグリーン破風・飾り柱にオーカー木材を連想させる色で和の温もりを出す
U-100紺青色(外壁と飾り柱)屋根は墨色「蔵」をイメージした重厚な和モダン
J-110鶯(うぐいす)のような壁色色の濃い飾り柱と屋根和の情調を感じさせる
N-100ナッツイエロー飾り柱・屋根にブラウン稲穂のような温かみ

これらの例から分かるのは、和モダンの外観では緑み・黄みを含んだ落ち着いた中間色や、深い紺・墨色が基調になりやすいということです。真っ白や鮮やかな色を使う場合も、面積を限って、木部や屋根の濃い色と組み合わせると和の印象を保ちやすくなります。

基調色の選び方:グレー・ベージュ・緑み・紺

サイディングの家で和モダンを目指すとき、外壁の基調色は、屋根やサッシなど塗り替えない部分とのつながりで選びます。代表的な候補と、確認したいことを整理しました。

基調色和モダンでの見え方確認したいこと
グレー(墨・鼠色系)瓦や金属屋根の黒とつながり、すっきり見える屋根との明度差、冷たい印象になりすぎないか
ベージュ・生成り土壁や和紙のような温かみが出る黄みの強さ、木部の色との差
緑み(モスグリーン・鶯色)和の情緒が強く出る周辺の家や植栽との調和
紺・紺青色蔵のような重厚感が出る色あせの見え方、汚れの目立ち方

グレーを選ぶ場合の色味の違いはグレーの外壁、ベージュはベージュの外壁、緑系はグリーンの外壁、紺系はネイビーの外壁で詳しく比べています。

色の選び方で注意したいのは、小さな色見本と実際の外壁の見え方の差です。日本ペイントは、色には面積効果があり、大きい壁に塗ると小さなカラーサンプルより明るく鮮やかに見えることがあると説明しています。和モダンの落ち着いた印象を出したい場合は、見本で「少し暗いかな」と感じる程度の色を候補に入れ、A4程度の塗り板を屋外で確認しましょう。

破風・雨樋・木部をアクセントにする

和モダンの印象は、外壁の色だけでなく、付帯部の色で大きく変わります。破風、雨樋、軒天、玄関ドアのまわりなど、外壁より面積の小さい部材の色を揃えると、全体が引き締まって見えます。

アクセントのつけ方には、大きく2つの方向があります。一つは、破風や雨樋を黒・こげ茶など濃い色で揃え、明るめの外壁の輪郭を強調する方法です。もう一つは、日本ペイントの配色例のように、破風や飾り柱を木材を思わせるオーカーやブラウンにして、和の温もりを出す方法です。

木目を生かしたい部分がある場合は、塗りつぶすかどうかを先に決めましょう。木部の塗装は、木目を残す塗料と、色で塗りつぶす塗料で仕上がりと次の手入れが変わります。木部の塗料の選び方は木部・板張り外壁の塗装で説明しています。

外壁を2色に塗り分けて和モダンの雰囲気を出す方法もあります。1階と2階で分ける、玄関まわりの一面だけ濃い色にするなど、塗り分けの位置は、実際に区切れる目地や幕板の場所で決めます。塗り分けの考え方は外壁ツートンの塗り分けを参考にしてください。

屋根の色と艶を合わせて考える

和モダンの外観では、屋根の色が全体の印象を大きく左右します。瓦屋根なら、いぶし銀や黒の瓦と、グレーや墨色、生成りの外壁が合わせやすい組み合わせです。スレートや金属屋根の家でも、黒やダークグレーの屋根なら和モダンの配色にまとめやすくなります。

屋根を塗り替えない場合は、今の屋根の色を写真に残し、外壁の塗り板と並べて確認します。屋根も同時に塗り替える場合は、外壁との明度の差がつきすぎたり、近すぎて境目がぼやけたりしないよう、色の組み合わせを施工店と相談しましょう。屋根の色の考え方は屋根の色の選び方で詳しく扱っています。

艶も印象を変えます。艶を抑えた仕上げは、塗り壁のような落ち着いた見え方になりやすく、和モダンの雰囲気に合わせやすい選択肢です。ただし艶の選び方で塗料の耐久性が大きく変わるわけではなく、日本ペイントは、塗料の色相やつやで期待耐用年数は変わらないと説明しています。艶の選び方は外壁塗装の艶を参考にしてください。

和モダンの塗り替えを見積もるときのポイント

和モダンの配色は、外壁と付帯部で色が分かれるため、見積書で色と範囲を正確に揃えることが大切です。複数の施工店で比べるときは、次の点を確認しましょう。

見積書で確認する欄施工店に示してもらう内容
外壁の色塗料の製品名、色番号、艶、塗り分ける場合はその位置
付帯部の色破風・雨樋・軒天・水切りなどの部材ごとの色と塗る範囲
木部木目を残すか塗りつぶすか、使う塗料
色の確認塗り板の用意、試し塗りの有無と費用
屋根塗り替えるかどうか、塗る場合の色と塗料

「和モダン風の配色」といった言葉だけで依頼すると、施工店ごとに思い描く色が違います。参考にしたい配色の写真やメーカーの配色例を見せたうえで、色番号で指定しましょう。配色の確認には外壁塗装のシミュレーションも使えますが、画面の色は実物と一致しないため、最終的な色は塗り板で決めてください。

よくある質問

サイディングの家でも和モダンの外観にできますか?

外壁の基調色と付帯部の色の組み合わせを工夫すれば、和モダンの雰囲気に近づけることはできます。グレーやベージュ、緑みのある落ち着いた色を外壁に使い、破風や雨樋を濃い色や木を思わせる色で揃えると、印象がまとまりやすくなります。柄のあるサイディングの場合は、塗りつぶすかどうかも施工店と相談しましょう。

和モダンの外壁には何色が合いますか?

グレー(墨・鼠色系)、ベージュや生成り、モスグリーンや鶯色のような緑み、紺などの落ち着いた色がよく使われます。どの色が合うかは、屋根やサッシなど塗り替えない部分の色で変わるため、今の家の写真に候補の色を当てて比べてから選びましょう。周りの家の色や植栽の緑とのなじみ方も、候補を絞る手がかりになります。

和モダンの外観にすると費用は高くなりますか?

外壁を1色で塗る場合は、一般的な塗り替えと大きく変わりません。ただし、外壁を2色に塗り分ける、付帯部の色を細かく分ける、木部に専用の塗料を使うなどで、手間と材料が増えることがあります。配色案ごとの費用の差を、見積書で分けて示してもらいましょう。

瓦屋根の家に合う和モダンの外壁の色は?

いぶし銀や黒の瓦なら、グレーや墨色、生成りなど落ち着いた色が合わせやすい組み合わせです。赤茶系の瓦の場合は、温かみのあるベージュやブラウン系も候補になります。瓦の色を写真に残し、外壁の塗り板と並べて屋外で確認しましょう。瓦は塗り替えないことが多いため、瓦の色を固定して外壁の候補を選ぶと決めやすくなります。

和モダンにするなら艶は消したほうがよいですか?

艶を抑えた仕上げは、塗り壁のような落ち着いた見え方になりやすく、和モダンに合わせやすい選択肢です。ただし、艶の有無で塗料の期待耐用年数は大きく変わりません。好みの見え方を塗り板で確認し、施工店と相談して決めましょう。同じ色でも艶の有無で明るさの見え方が変わるため、艶違いの塗り板を並べると違いが分かります。

まとめ

サイディングの家でも、外壁の基調色と付帯部の色の組み合わせで、和モダンの外観に近づけることができます。グレー、ベージュ、緑み、紺などの落ち着いた色を外壁に使い、破風や雨樋、木部をアクセントにすると印象がまとまります。屋根の色と艶も合わせて考えましょう。

見積もりでは、外壁と付帯部の色を色番号で指定し、塗り分けの位置、木部の扱い、塗り板の用意を各社で揃えて比べることが大切です。

和モダンの配色を色番号で揃えて比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを依頼する際は、外壁・付帯部・木部の色を色番号で伝え、各社に塗料の製品名、艶、塗り分けの位置と費用を示してもらいましょう。

参考資料

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