無料お問い合わせはこちら

COLUMN

外壁塗装の費用・塗料・業者選びをわかりやすく解説

コスモシリコンとは|マイルドⅡとの違いと見積書の確認点

外壁塗装の見積書に「コスモシリコン」と書かれていても、施工店の説明が「コスモマイルドシリコンⅡ」の資料に基づいていれば、製品の条件が食い違います。関西ペイントのコスモシリコンは水性一液形です。一方、コスモマイルドシリコンⅡは塗料用シンナーで薄め、ベースと硬化剤を混ぜる仕様です。名前が似ているだけで同じ塗料として扱えません。

この記事では両製品の公式資料を確認し、下地、希釈剤、施工回数、見積書の数量をどう比べるか説明します。シリコン系塗料全体の選び方はシリコン塗料の記事も参考にしてください。

正式な製品名から見積もりをそろえる

外壁塗装見積ナビで見積もりを取る際は、各社に「コスモシリコン」か「コスモマイルドシリコンⅡ」かを記載してもらい、下地、下塗り、塗り回数、施工面積を同じ表で確認しましょう。

コスモシリコンは水性一液形の上塗り材

コスモシリコンの製造元は関西ペイントです。メーカーの製品説明書は「一液水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂塗料」と表記し、内外部の上塗りに使用すると示しています。塗料用シンナーではなく上水で希釈する仕様です。水性のため比較的臭気が少ないという特長はありますが、工事中の換気や窓の養生が不要になるわけではありません。

関西ペイントは、コスモシリコンと水性ウレタン樹脂塗料の「コスモレタン」を1冊のカタログにまとめて案内しています。名前が似ているため、見積書に「コスモ」とだけ書かれている場合は、シリコン樹脂のコスモシリコンか、ウレタン樹脂のコスモレタンかを確認しましょう。樹脂が違えば、期待できる耐久性や単価も変わります。

関西ペイントの製品説明書はコンクリート、モルタル、スレート板、鉄、亜鉛めっきを主な適用素材に挙げています。金属も挙がりますが、さびた鉄へ直接上塗りするという意味ではありません。メーカーは適用下塗り材の候補を複数示しています。鉄部の下塗りとモルタルの下塗りは役割が異なるため、施工面ごとに上塗材と下塗材を一組で確認してください。

標準所要量はハケ・ローラーで1回あたり0.13kg/㎡、希釈率は3~8%です。製品説明書の塗り重ね間隔は23℃で最短2時間、最長7日とされています。ただしこの数値は標準条件であり、気温や下地、塗装方法で調整が必要です。見積書の缶数だけで塗膜の品質を断定せず、面積と回数、工程写真で説明してもらいましょう。塗布量の確認方法も数量の読み方に役立ちます。

コスモマイルドシリコンⅡは希釈剤と混合が異なる

コスモマイルドシリコンⅡも関西ペイントのシリコン系上塗りですが、メーカーのカタログはターペン可溶の製品として示し、標準仕様ではベース:硬化剤=6:1で混ぜ、塗料用シンナーAで希釈しています。コスモシリコンの「上水で薄める一液形」とは材料管理が違います。見積書の「コスモシリコン系」などの省略名では、どちらを採用するか判断できません。

製品の正式名水性・混合と希釈見積書で聞く点
コスモシリコン水性一液形。上水で希釈下塗材、上塗り2回の数量、施工面とつや
コスモマイルドシリコンⅡターペン可溶。ベースと硬化剤を6:1で混合し、塗料用シンナーAで希釈専用硬化剤、混合量、塗料用シンナー、金属・外壁それぞれの下塗り

同じメーカーの製品でも、希釈剤を取り違えてはいけません。マイルドⅡのカタログは、ベースと硬化剤の比率が合わないと仕上がりや塗膜性能に影響すると注意しています。混合後に時間が経過した材料を使うことも避けるよう示しています。施工店には材料の計量方法と、その日に調合した材料の管理を確認しましょう。

「マイルド」という名称から性能が上位だと判断するのも早計です。水性か弱溶剤か、下地や旧塗膜に適合するか、施工時の臭気・換気条件、補修範囲を比べて選びます。すでに塗られた壁がどの材料に弱いか分からない場合は、旧塗膜の種類と現地の試し塗りの要否を施工店に聞いてください。

下地をどう整えるかで工事内容が変わる

コスモシリコンの製品説明書には、エコカチオンシーラー、EPシーラー、アレスホルダーHGなど複数の下塗り候補が載ります。塗装する面の吸い込みや旧塗膜の状態で選ぶため、「下塗り一式」だけでは妥当性を確かめられません。コスモシリコンのカタログでは、塗り替えの場合(アレスホールド工法)の下塗りにアレスホルダーHGを使い、標準所要量を0.3~1.5kg/㎡/回としています。下塗りの量に幅があるため、見積書には外壁材・旧塗膜の診断と下塗材の正式名を入れてもらいましょう。

下塗りの候補は製品ごとに異なります。コスモシリコンの製品説明書はエコカチオンシーラーを主な適用下塗塗料に挙げていますが、コスモマイルドシリコンⅡのカタログは「下塗りにエコカチオンシーラーを使用しないでください」とし、チヂミや層間剥離を生じる可能性を示しています。コスモシリコンの下塗り候補をマイルドⅡにそのまま当てはめられない点も、両製品の差です。

コスモシリコンの製品説明書は、モルタル・コンクリート素地について、アルカリ度と表面含水率が基準を満たすまで乾燥させた後、適切な下塗りを塗装してからコスモシリコンを塗装するよう示しています。水分が残った壁を上塗りの種類だけで解決することはできません。表面が粉っぽい、旧塗膜が浮いている、ひび割れがあるときは、洗浄、除去、下地補修を先に見積もってもらいます。シーラー・プライマー・フィラーの違いで下塗りの役割も確認できます。

鉄部や亜鉛めっき面の提案では、外壁と同じ下塗りを流用できません。マイルドⅡのカタログには、鉄部のさびを除去してさび止め材を塗る標準例が示されています。金属の手すりや雨戸を含む見積書なら、部位別に下地処理・さび止め・上塗りを分けてください。外壁面積に付帯部を混ぜると単価比較が難しくなります。

色・つやとJIS表示は同じ条件で確認する

コスモシリコンの製品説明書は、つや有り、7分つや、5分つや、3分つやを掲げています。ただしつや調整品はJIS適合品ではないと明記しています。見積書でJIS A 6909の上塗り材として提案された場合は、つや有りかどうかも確認してください。つやを落とした仕上がりを希望するなら、JIS表示との関係とメーカーの仕様を施工店に確認する必要があります。

また、色見本の小片と実際の外壁では、面積や光の当たり方が違います。塗料の種類を決める段階で色を一つに固定できなくても、各社への見積もり依頼では希望する色の系統とつやを同じ条件で伝えましょう。色によって隠ぺい性や塗り回数の検討が必要なら、見積書で追加工程の条件を示してもらいます。

マイルドⅡも別の製品仕様です。コスモシリコンのJIS適合や希釈率の説明を、マイルドⅡの説明として転用しないでください。つや調整の選択肢も、採用する製品の資料で照合しましょう。

見積書では製品名・下塗り・部位をそろえる

複数社の見積額が違うときは、まず一方が水性のコスモシリコン、もう一方が弱溶剤のマイルドⅡではないか確認します。次に下塗りの製品名と施工部位、上塗り回数を比べます。外壁・鉄部・付帯部を一行にまとめた見積書では、どこにどの材料を使うか分かりません。

比較項目各社に記載してもらう内容
上塗りの製品コスモシリコンかコスモマイルドシリコンⅡか、正式名とメーカー
下地と下塗り外壁材、旧塗膜、鉄部のさび、下塗材・さび止め材の正式名
施工条件上塗り回数、面積、予定使用量、水か塗料用シンナーか、二液の場合の管理
仕上がり色とつや、JIS表示の対象になる仕様か、試し塗りの有無
費用洗浄、補修、足場、養生、付帯部、消費税を含む総額
保証塗膜と補修箇所の対象・期間、点検と補修の条件

「コスモシリコン一式」とだけ記した見積書には、施工面積と下塗り材を追記してもらいましょう。メーカーのカタログにある標準所要量は、外壁の凹凸、下地の劣化、塗装方法で変わります。数量差がある場合は、実測面積と下地補修の範囲を写真で照合します。㎡単価だけでなく、最終的な税込総額と追加費用の条件も比べてください。

よくある質問

コスモシリコンとコスモマイルドシリコンⅡは、同じ関西ペイントでも施工条件が違います。見積書に省略名があれば、製品の正式名から確認しましょう。

コスモシリコンはどこのメーカーの塗料ですか?

関西ペイントの製品です。メーカーの製品説明書では一液水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂塗料と示されています。同じ関西ペイントにはコスモマイルドシリコンⅡもあり、そちらは硬化剤を混ぜて塗料用シンナーAで希釈する別製品です。見積書にメーカー名だけある場合は、製品の正式名を確認してください。

コスモシリコンとコスモマイルドシリコンⅡは同じですか?

別製品です。コスモシリコンは水性一液形で上水を希釈剤に使います。コスモマイルドシリコンⅡのカタログには、ベースと硬化剤を6:1で混ぜ、塗料用シンナーAで希釈する標準仕様が示されています。どちらを採用するかによって下塗り、材料管理、臭気への配慮が変わるため、正式名と施工する部位を見積書に書いてもらいましょう。

コスモシリコンは何回塗りますか?

関西ペイントの塗装仕様の例では、下塗りの後にコスモシリコンを上塗り2回としています。ただし、下地や旧塗膜、求める仕上がりで下塗り材や工程は異なります。「合計3回塗り」とだけ書かれていても、各回の材料は分かりません。下塗りと上塗り2回の正式名、施工面積、予定使用量を記載してもらいましょう。

コスモシリコンは鉄部にも使えますか?

メーカーの製品説明書は鉄と亜鉛めっきを主な適用素材に挙げています。ただし鉄部のさびや旧塗膜を除去し、適切なさび止め材を使う必要があります。外壁用のシーラーを同じように塗ればよいとは限りません。雨戸や手すりを含める見積書では、金属部の面積、下地処理、さび止め、上塗りを外壁とは別に示してもらってください。

コスモシリコンのつや調整品はJIS適合品ですか?

関西ペイントの製品説明書は、コスモシリコンのつや調整品はJIS適合品ではないと明記しています。JIS A 6909の上塗り材としての適合を重視する場合は、つや有りかどうか、採用する下塗りから上塗りまでの仕様を確認しましょう。半つやや3分つやを希望するなら、その仕様で何を満たすかを施工店に説明してもらってください。

コスモシリコンの耐用年数は何年ですか?

確認した関西ペイントの製品説明書には、コスモシリコンの期待耐用年数を特定の年数で示す欄はありません。一般的なシリコン塗料の年数や、他のコスモ製品の数値をそのまま当てはめないでください。見積書に年数が書かれたら、出典の資料名と対象製品、施工店の保証対象・期間を別々に確認しましょう。

まとめ

コスモシリコンは関西ペイントの水性一液形の上塗り材です。名前の近いコスモマイルドシリコンⅡは、ベースと硬化剤を混ぜ、塗料用シンナーAで希釈する別製品です。色やつや、JIS表示も採用する製品の資料で確かめましょう。

外壁材と旧塗膜、下塗り、上塗り回数、付帯部の施工範囲をそろえ、税込総額と保証を比較してください。施工店によって下塗りや補修の判断が違う場合は、写真と数量を使って理由を聞きましょう。

二つの製品を分けて見積もりを比べる

外壁塗装見積ナビで見積もりを集めるときは、正式な上塗り名、下塗り材、面積、回数、色・つや、部位別の費用を各社に記載してもらいましょう。

参考資料

\相見積り大歓迎!/

無料

お問い合わせ
はこちら

相見積り大歓迎!お気軽にご依頼ください!

無料お問い合わせはこちら